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この夏の大本命、ドコモ「HUAWEI P20 Pro」の革新的なカメラを試す

圧倒的なズーム性能、夜景もキレイ

Engadget JP Staff, @engadgetjp
2018年6月22日, 午前11:30
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今夏のスマートフォン選びで大本命と言えるのが、NTTドコモから登場する「HUAWEI P20 Pro」だ。Leicaトリプルカメラを搭載し、"スマホの常識を覆すカメラ性能"との高い評価を得ている。なぜそこまで高評価なのか、実機でさまざまなシーンを撮影し確かめてみた。


▲背景の車が流れるほどのスローシャッターでも、「AI手ブレ補正」のおかげで手持ちでもブレずに撮影できた


▲デジタル一眼レフ並みのボケ味で、人物がより引き立っている


▲逆光でも白とびをおさえ、暗所にもしっかりと階調がでている


▲地平線からのグラデーションが、夕焼けの「AIシーン判定」でキレイに表現されている

圧倒的なズーム性能を獲得した「Leicaトリプルカメラ」

本機で最も特徴的なのは、背面カメラを3つ備えた「Leicaトリプルカメラ」だ。標準画角の「カラーセンサー」(4000万画素)と「モノクロセンサー」(2000万画素)、そして、新たに追加された3倍望遠の「カラーセンサー」を搭載している。




▲ドコモから発売されるHUAWEI P20 Proは「Leicaトリプルカメラ」を搭載する

各センサーはそれぞれ得意領域が異なっており、被写体の色情報はRGBの感度を持つカラーセンサーが、明暗や輪郭はモノクロセンサーが検出する形で役割分担。これを最終的に1枚の写真に合成している。

単一センサーで被写体の全てを捉えるのではなく、それぞれに特化したセンサーを組み合わせることで、階調豊かな色彩と深いコントラストを実現したわけだ。さらに、レンズの視差を利用して被写体との距離を測ることで、正確な描写力も獲得している。

加えて、3倍望遠のカラーセンサーの搭載による圧倒的なズーム性能も見逃せない。これは、ズーム機能を使用する際に有効となり、モノクロセンサーとの組み合わせも有効なので、遠くの被写体を繊細に捉えられる。3倍望遠レンズの効果は驚異的で、モノクロセンサーのアシストもあり、5倍のズームまでの撮影はほとんど劣化を感じない。さらに10倍ズームでもシャープさはあまり損なわれず十分な画質を維持していた。ズーム性能が弱いとされてきたスマホカメラの弱点を完全に克服している。

また、ファーウェイのカメラといえば、世界的なカメラブランドとして知られるLeicaとの共同開発なのも大きなポイント。背面の3つのレンズは全てLeica製で、画像のチューニングに関してもLeicaの技術が注がれている。


▲背面に並ぶ3つのレンズはすべてLeica製。画像のチューニングに関してもLeicaの技術が注がれている


▲モノクロセンサーとの組み合わせにより、階調豊かな色彩と深いコントラストを獲得している






▲上から同じアングルで1倍・3倍・5倍とズームしていくが、3倍はおろか5倍でも劣化がほとんど感じられない

高画質化には、イメージセンサーの大型化も寄与している。

「HUAWEI P20 Pro」の標準画角のカラーセンサーは、約1 / 1.7インチサイズを採用。これは、一般的なスマートフォンの約1 / 2.3インチに比べて約1.4倍大きい。

一般的にイメージセンサーは大きければ大きいほど、レンズが捉えた光をノイズを抑えて書き込める。また、画素数も約4000万画素と一般的なスマートフォンに比べて多く、明るい場所では画素数をフルに活かした高精細な写真を撮影できる。

影の主役「AI」が高画質化に貢献

いくらカメラのハードウェアが高性能でも、ソフトウェアの絵作りがうまくないと、最高の1枚は期待できない。「HUAWEI P20 Pro」は、この点でも最先端を進んでいる。

そのキーとなるのが、「AI」に最適化した「Kirin 970」の搭載だ。同プロセッサは「AI」処理に特化したNPUを内蔵し、「HUAWEI P20 Pro」内部で「AI」処理を高速にこなすことができる。

その応用例の1つが「AIシーン判定」だ。カメラが捉えたシーンがどのような内容かを瞬時に判断し、シャッターを押す前にプロカメラマンが選ぶような最適な設定を選んでくれる。


▲カメラを向けるだけで被写体やシーンを判定し、最適な設定にしてくれる

この「AIシーン判定」は、「青空」「ビーチ」「雪」といった環境から、「草木」「犬」「フード」といった被写体まで、合計19のシーンが用意されている。

たとえば屋外で空を広くとった構図にすると、自動で「青空」と認識される。その際には空の青を強調して、さらに白飛びしないように明るさの階調も調整してくれる。


▲AIオフ(左)、オン(右)の作例。シーンが「青空」だと認識し、適切な設定で撮影してくれた


▲AIシーン判定「青空」の効果により、清々しい青空のもと、遠くの街並みが映える作例に仕上がった

夜景も「AI手ぶれ補正」で三脚いらず

新たに追加された「夜景モード」も面白い。まるで一眼レフで撮影したかのような、鮮明な1枚が得られる。


▲一般的なスマホではノイズが目立ち、輪郭もぼやけがちな夜景の撮影だが、本機では一眼レフと見間違うほど綺麗に撮影できる

ここにも「AI」が大きく貢献している。「夜景モード」による撮影では、シャッターを押してから数秒間写真を自動で取り続け、1枚に合成することでスローシャッター(長時間露光)を再現している。

その際に発生しがちな手ブレを「AI」が強力に補正する「HUAWEI AIS」(AI手ぶれ補正)が威力を発揮。三脚がなくても鮮明な夜景を撮影できる。この「HUAWEI AIS」は動画撮影時にも有効となる。


▲低ノイズなことに加え、夜景でつぶれがちな明暗差の階調も豊かに再現。 「夜景モード」で約4秒間の露光だったが、三脚なしの手持ちでまったくブレないことに驚かされる。

また前述の通り、標準画角のカラーセンサーは画素数は約4000万画素だが、本機は4つの画素を1つの画素としても扱える。その際は約1000万画素での撮影となるが、1画素あたりのセンサーサイズが大きくなるため、より多くの光を取り込める。夜景など、照度が低いシーンの撮影時に、低ノイズな写真を期待できる。

余談だが、撮影モードを「プロ」に設定して、解像度を約1000万画素に設定すると、ISO感度は最大約10万2400まで上げることができる。ここまでの高ISO感度は、デジカメでも高級なプロ向けのモデルのみ。「HUAWEI P20 Pro」のポテンシャルの高さを表している。

夜景だけでなく、動く被写体をとらえるときにも「AI」が活用される。被写体の動きを予測することで、ピントを的確に合わせる「4D予測フォーカス」を搭載している。動きが予測できない動物や風に揺られる花のマクロ撮影などで威力を発揮する機能だ。



▲花が風に揺られるようなシーンでも、4D予測フォーカスでしっかりとピントがあう

「AI」を使ったカメラ機能はほかにもある。例えば「水準器」は、地平線や水平線など基準になるものを自動で検知。その基準に対して水平になっているかどうかのガイドラインを表示してくれる。撮影に慣れているユーザーでも意外と仕上がりが傾いていることがよくあるので、この機能はありがたい。


▲画面に表示されるガイドに水準器を合わせて撮影すれば、傾いた写真にならない

定番の「ポートレートモード」もAIで進化

ファーウェイのスマートフォンと言えば、人物写真の撮影も定評がある。「ポートレートモード」を使えば芸術的なボケを背景に追加して人物を引き立ててくれるほか、肌についても顔の形などを立体的に解析し、より自然に美しく補正してくれる。


▲芸術的なボケ感が美しい「ポートレートモード」も健在

「HUAWEI P20 Pro」ではこれに加え、まるでスタジオで撮影したような光源効果を「AI」で付与する「3Dポートレートライティング」を搭載。3Dモデリングで顔の特徴を正確に捉えた上で、スタジオなどで撮影したようなライティングに被写体の写りを調整できる。プロが手間をかけてスタジオでストロボをセッティングしたような写真を撮影できるというわけだ。


▲左から「3Dポートレートライティング」のオフ・オン・オンの作例。一番左と比較して、中央と右の作例では、顔に自然な陰影が付与され、よりメリハリのあるポートレートとなっている。

人物撮影ではインカメラを使ったセルフィーも重要なポイント。「HUAWEI P20 Pro」は、インカメラも約2400万画素の高精細なセンサーを搭載。「ポートレートモード」にも対応し、セルフィーでも前述の「3Dポートレートライティング」も利用できる。

「HUAWEI P20 Pro」の作例をスライドショーでチェック

カメラ機能だけでもこれだけの進化を遂げた「HUAWEI P20 Pro」。さらに多くの作例を下記スライドショーにまとめたので、ぜひチェックしてほしい。

Gallery: HUAWEI P20 Pro | 26 Photos

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▲クリックするとスライドショーを閲覧できる

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