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新機能「ハビットチェンジ」がおもしろい! 自分の可能性を数値化するJ.Score「AIスコア」にアプリ版が登場。

自分の「可能性」を分析して数値化するサービスに、アプリならではの新機能が追加!

Engadget JP Staff, @engadgetjp
2018年9月6日, 午後12:01 in jscore
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AI(人工知能)に関連したニュースは、枚挙にいとまがないですね。
それらのニュースには、自動運転や翻訳、音声認識、芸術作品の創作といった人類の進歩を感じさせる話題が多い一方で、「AIに仕事を奪われる!」的なネガティブな論調もあります。世間の受け止め方も様々なようですが、筆者は断然ポジティブ派です。だって、テクノロジーに功罪があることを認識しつつも、やっぱり期待を込めて見守ったほうが面白いじゃないですか。


AIといえば、個人の「可能性」を具体的な数値として算出してくれるJ.Scoreの「AIスコア」も期待が持てるサービスのひとつです。みずほ銀行とソフトバンクが設立したFinTech(ファイナンスとテクノロジーを組み合わせた言葉)のスタートアップ企業「J.Score」が提供するこのサービスでは、ユーザーが入力したさまざまなデータをビッグデータやAIといったテクノロジーを駆使して分析。ユーザーが持つ「可能性」を加味して「AIスコア」という数値で示してくれます。

 
※iOS版はiPhoneやiPadで開いてください



「AIスコア」を算出するには、生年月や性別、最終学歴、年収といった情報を、チャット形式で入力するだけでOK。データの入力と算出にかかる時間はたったの2分と、非常にお手軽です。また、本名や住所などの個人を特定する情報を入力する必要がない点も安心ですね。

さらに、「AIスコア」を一度算出しただけでは終わらないというのも、このサービスのユニークな特徴です。「スコアアップ」という機能で、ユーザーのライフスタイルや性格などについての情報を追加していくことで、より精緻な分析が行われ、「AIスコア」がアップするかもしれないという面白い仕組みが用意されているのです。


これまで「AIスコア」は、スマホで公式サイトにアクセスして利用するウェブ版のみでしたが、ついにスマホアプリ版がリリースされました。アプリはiOS向けAndroid向けが用意されており、ダウンロードとAIスコア算出だけならもちろん無料。専用アプリになったことで、操作性がさらに向上し、パスコードロックによるセキュリティー強化も盛り込まれています。

というわけで、さっそくアプリをダウンロードしてみました。筆者は以前アカウントを作成していますので、アプリを起動したら、メールアドレスとパスワードを入力してログインするだけ。初めて利用する場合には、新規アカウントを作成して「AIスコア」を算出(それでも所要時間は約2分)すればOKです。


ウェブ版も使ったことのある筆者として気になるのは、アプリ版限定となる「ハビットチェンジ」なる新機能。これは、「運動」「学習」「睡眠」「お金」という4つの項目について、ユーザーが良い行動を始め、それを習慣化できるようにサポートしてくれる機能だそうです。

  

「ハビットチェンジ」の項目について、順に確認していきましょう。まずは「運動」ですが、ここでは1日の歩数や歩いた場所を記録することで、適度な運動習慣を身に付ける手助けをしてくれます。具体的には1日8000歩を目指していきます。筆者は日頃から歩数を意識しているのですが、8000歩も歩けば、そこそこ良い運動になって健康につながるという実感があります。

  

続いては「学習」。ここでは書籍の要約とコラムが掲載されており、新しい知識との出会いを習慣化することができます。現時点では、AIやFinTechをテーマにしたビジネス書やコラムを中心に掲載されているようです。ニュースアプリのような気軽な感覚で新しい知識を吸収していけるのが魅力です。

多くの書籍には要約の音声読み上げ機能も提供されています。しかも便利なことに1.5倍再生にも対応。音声読み上げは機械読み上げではなくてプロのナレーターが読み上げているので1.5倍でもとても聞きやすくなっています。J.Scoreによると使い勝手を考慮してここは機械読み上げではなく人間のナレーションにこだわったとのこと。この機能だけでも他の要約アプリよりもはるかに便利に思えました。

  
提供元:BOOK-SMART

「睡眠」の項目は文字通り、良い睡眠習慣をサポートしてくれます。就寝時間の管理こそが起床時間の管理につながる、という考え方にもとづき、起床時間のアラーム設定と同時に就寝時間を決めてその時間をアラームで設定するように設計・推奨されています。

これによって規則正しく、量的にも十分な睡眠が取れるというわけです。やはり睡眠は健康で活力ある生活の基本です。見過ごしがちですが、大事な項目ですね。

  

最後に「お金」の項目ですが、ここはかなりユニークな仕様になっています。一見すると普通の家計簿アプリのようですが、実は日々の支出を「自己投資」または「一般的な支出」に分類し、敢えて手入力で記録していきます。こうすることで、自分が何にお金を使っているのかを常に意識するようになり、その入力結果も可視化され、自己投資に対する意識も高まるということのようです。

ちなみに、起業家など人と会うのが仕事の僕にとっては昼のランチミーティングは単なる「一般的な支出」ではなく「自己投資」に振り分けます。こういうお金の管理ツールはいままで存在していなかったかもしれません。無駄遣いも明確になるため、経済観念を育てることにもつながりそうです。手入力は面倒くさそうですが、Tinderアプリのように左右に振り分ける形なのでやってみると意外とラクでした。

  

......とここまで読んだところで、「なんだ、意外と当たり前のことをするだけなんだな」と思った人がいるかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。これをすれば成長できるとわかっていることでも、自分ひとりでそれを実行するのはなかなか難しいですよね(少なくとも、筆者にはそうです)。それをアプリが適切にサポートしてくれるのなら、こんなにありがたいことはありません。

この部分にこそ、アプリ版J.Scoreの最大の特徴となる「ハビットチェンジ」がイキてきます。ウェブ版のJ.Scoreは"過去や現在の行動"で「AIスコア」を算出していました。この方法でも単に行動を数値化するということでは十分かもしれません。

アプリ版ではハビットチェンジにより、上記に加え、ユーザーが自主的に"未来の行動"を起こすことで「AIスコア」を変えられるようになったのです。「未来は変えられる」なんて言うとちょっと陳腐ですが、常日頃から良い行動を着実に習慣化することは、確実に自分の未来を変えることにつながっていくはずです。

最後に、「AIスコア」の活用についても見ていきましょう。

「AIスコア」を活用したサービスは、すでに始まっています。それが、AIを活用した個人向け融資サービス「AIスコア・レンディング」です。2017年9月に開始され、その時点で日本初のサービスとのこと。「AIスコア」を基に、借入利率(年利)と契約極度額(借り入れできる最大金額)が決まる仕組みです。



なお、今後は「AIスコア・レンディング」以外にも、「AIスコア」を活用したさまざまなサービスがリリースされる予定とのこと。ちょっとした空き時間にもできるお手軽さが魅力のこのサービス。公式アプリも登場したことですし、まずはAIスコアを算出して将来の活用にそなえてみてはいかがでしょうか?

関連キーワード: ai, fintech, jscore, WebServices
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