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popIn Aladdinから見えてくる「未来のくらし」とは

ワクワクした未来が見えてくるプロジェクタ

Nobuyoshi Kodera
2018年11月22日, 午前11:58 in Android
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現在家庭用プロジェクタはLEDバックライトが主力となり、小型化や長寿命化が進んでいるところです。ですが自宅に「ホームシアター」を1部屋確保できる方以外は、「どこに置くんだよ問題」が解決しません。

そこはもう機材側ではどうにもできないんじゃないかと思っていましたが、シーリングライトにプロジェクタを組み込んで解決しちゃったのが、popIn Aladdinです。ライト付け替え、スイッチオン、以上。そういうことです。

天井にくっついてますから、普通のプロジェクタのようにHDMIを繋ぐわけではありません。無線LANでネットワークに繋がり、ホームネットワーク内外のあらゆるソースを視聴するというスタイルになります。

popIn Aladdin
大抵のネットソースなら視聴可能

しかしそれでしたら、「壁掛けテレビ」と何が違うんだ、あるいは「スマホを投影するのと何が違うんだ」という事になります。つまり、コンテンツをプロジェクションできることにしか、意義がないように見えます。

ですがpopIn Aladdinから見えてくるのは、次世代のくらしなのではないかと思います。ここでは「ぼくがかんがえたさいきょうのくらし」のお話しをしてみたいと思います。

popIn Aladdin
popIn Aladdinの発想には限りない可能性が

くらしに「未来」は来たか

平成がもう30年も過ぎ、21世紀になってから18年です。その間に、社会は大きく変わりましたが、家庭内はどれぐらい変わったんでしょうか。筆者が住む借家は築18年ですので、2000年に建てられた家という事になります。

築18年の家だと不便かというと、全然そんなことないんですね。家電は新しくなりましたが、暮らしそのものは大して変わっていないからです。強いて上げれば、家族がそれぞれスマホという小さなスクリーンから、逐一情報を得ていることでしょうか。ただそれは、私たち自身の目玉を占有する時間がテレビからスマホへシフトしただけで、暮らしを変えたわけではありません。

popIn Aladdinは、動画コンテンツを映すことができます。それらは一定時間、私たちの目玉を占有します。しかし個人的にそれより大きな意味があるのは、雑多な「情報」を「掲示」しておける事だろうと思います。それは時報だったり天気予報だったり、時には思い出の写真だったりします。ユーザーのパーソナライズが進めば、自分に関係する情報が出てくるかもしれません。

例えば出かける前に傘が必要か、今日ドラッグストアのクーポンが使えるか、お風呂掃除の当番は誰か、燃えないゴミはあと何日後に出せるのか。こうした情報は、ひとつひとつを検索すれば探せますが、日にちや時間帯がわかってるなら、勝手に出してくれても構いません。

つまり、探そうと思って探すものではなく、ふと目を向けるとそこに何らかの意味のあるものが「見えている」状態。これが当たり前にになり得るのです。

popIn Aladdin
情報を出すタイミングでくらしが変わる

家庭内の光を操る

そしてプロジェクタであれば、表示できる場所の選択肢はほぼ無限にあります。部屋の空いている壁がスクリーンになるだけではなく、そこに風景を映せば、窓になったりします。あるいはそこにおしゃれな照明器具を映せば、間接照明にもなります。

今はシーリングライトに替えて設置するので、投影できる場所は部屋の壁に限られますが、もっと製品バリエーションが増えれば、特に使い道がなかった階段の壁などにも投影できるでしょう。人感センサーを併用すれば、階段を降りていくのに合わせて表示も付いていく、ということも難しくはないはずです。

popIn Aladdin
家庭内には巨大な「未使用壁」がいくらでもある

さらに、家庭内でもっとも空いている「面」を忘れてはいけません。いわずもがな、天井ですね。床と同じ面積が、何にも使われてないわけです。

照明は天井の真ん中に付いているもの、という常識は、照明器具が1つしかないからですね。天井の照明を無くして、壁の四方に移したらどうなるでしょう。そしてその四方から天井全体に何かを投影できたら。それをベッドに寝転がってみることができたら。

popIn Aladdin
popIn Aladdinが提案した壁だけでなく、天井もエンタメ空間になり得る

だいたい6畳間で対角線が4.5mぐらいですので、170インチぐらいの大画面になります。170インチのテレビを買うのは、一般庶民には無理ですが、プロジェクションならなんとかなりそうです。

そういう未来のビジョンを、popIn Aladdinを通じて感じる事ができました。これが最終形じゃないんだ、むしろスタート地点に立ったんだ、そういうことなんじゃないかと思うんですよ。

popIn Aladdin
popIn Aladdinがくらしの情報空間を考えるきっかけに

今はスマートスピーカーやスマートディスプレイが話題ですが、あれがモノとしての最終形だとは思えません。やがては空いてる空間を探して自動的に情報を撃つ、そういうものに収斂していくんじゃないか。

プロジェクションという技術は、もう一皮も二皮も脱皮できるんじゃないかと思います。



popIn Aladdin
小寺信良
インターネットユーザー協会代表理事。コラムニスト、映像技術者。テレビ番組の編集者としてバラエティー、報道、コマーシャルなどを手がけたのち、ライターとして独立。AV機器から放送機器、メディア論、子供とITの関係まで幅広く執筆活動を行なう。

関連キーワード: android, ceiling light, popinaladdin, projector
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