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応募権利のある抽選には全て参加し、落選すること十数回。春までには……と思っていたPS5ですが先日運よく当選。我が家にも待ちに待った次世代機がやってきました。早速プレイしたのは気になっていた「バイオハザード ヴィレッジ」のプレイステーション 5用ビジュアルデモ「MAIDEN」です。

「バイオハザード ヴィレッジ」はカプコンが5月8日に発売予定のサバイバルホラー。プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PCと幅広いハードでプレイできますが、ビジュアルデモである「MAIDEN」はPS5でのみプレイ可能となっています。

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■グラフィック・音声の進化で増した臨場感と恐怖

さて、本作の目的は牢獄から逃げること。本編の主人公である「イーサン」ではなく、女性を操作することになります。尚、「MAIDEN」はあくまでもグラフィックやサウンドを楽しむためのビジュアルデモ。移動と調べるアクションしか行えず、攻撃や防御といった動作を駆使することはありませんし、PS5のアダプティブトリガーを活用する場面も存在しません。

戦闘等のアクションがないのは少し残念ですが、グラフィックや音声の進化は確かに感じることができます。実際、筆者は家にきたばかりのPS5でのプレイということもあり、起動してまず映像の綺麗さと音声の臨場感に驚かされました。

映像面ではスタート地点である牢獄の壁や鉄格子からしてかなりリアル。鉄格子の錆や、壁や床の湿った感じから、陰鬱な地下牢の雰囲気が伝わってきますし、そこに懐中電灯の明かりだけが頼りの一人称視点が合わさって、周囲の暗闇をより強く感じられます。

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金属の錆、飛び散った血、陰鬱な空気感まで伝わってきます

また、牢獄を出た後では、火やシャンデリアといった光の描写が目を引きます。プレイしているとついつい明るい方向に向かってしまうので、「明るい場所は安心できる」というホラーの基本を改めて体感させられます。

また、地下で湧いている虫から、テーブルの上の小物まで、あらゆるものが細部まで描かれている点にも感心させられました。

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光と影の描写には感動します

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花や本、調べられるメモの皺まで細かく描かれています

音声は3Dオーディオに対応しており、自分の足音やどこかで金属の軋む音、クリーチャーのモノと思われるうめき声まで、その音がどの方向から来ているのか、発生源との距離はどの程度かまで分かるほどリアルです。操作するたびにリアルな音声が返ってくることが高い没入感に繋がり、文字通り「ゲームの世界にいる」ような体験をすることができ、今までにない恐怖感を味わえます。

因みに筆者は、映像や音声のリアルさに感動しつつも、僅かな音にも怖がって中々先に進めないあ、情緒不安定な状態に陥っていました。本作はプレイ時間にして30分程度の短いデモですが、恐怖からプレイ後はかなりの疲れを感じました。

■メモを頼りに脱出を図る

さて、本作のプレイ内容を簡単に紹介しましょう。上述した通り、主人公は牢獄からの脱出を目指します。スタート地点を見渡すと誰かの残したメモを発見。これが本作のヒントとなっています。

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地下牢で目を覚ますと目標が提示されゲーㇺスタート

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誰かのからの手紙を発見。恐らく主人公より先に脱出を試みたのでしょう。尚この手紙は本作のヒントになっています

地下牢には大量の拷問器具や吊るされた死体袋のようなものがあり、かなり不気味。怯えつつも突き当りまで進むと鍵が必要となり、ちょっとした探索が必要となります。

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地下牢には拷問器具が大量に配置されています
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天井に目をやると……
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本編にも何らかの形で繋がってくるであろうメモも存在

地下牢には女性の死体があり、キーアイテムを入手することができます。余談ですが、この女性の周囲にある血の色の描き分けから時間の経過を感じることができます。

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女性の死体。拷問器具や壁の血は黒くて古い血、死体の周囲のものはまだ赤い部分もあり、前者より新しい血だと分かります。こういう描きわけは個人的にグッとくるポイントです

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壁文字が恐怖を演出

いくつかの工程を経て鍵を手に入れるとクリーチャーの声と、バリケードと思われる封鎖された壁を叩く音が聞こえてきます。音声だけの演出ですが、クリーチャーが壁の向こうにいる感覚が伝わってきます。個人的にはここが恐怖のピークでした。

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チェーンを切って探索

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うめき声と壁を叩く音。さ生んだだけで「…いる!」と分かり恐怖もピークに

地下牢を脱出すると城内に。地下牢の陰湿な雰囲気から一転、シャンデリアや豪華な家具が目を引きます。その一方で誰かの足音や人影、血で汚れたカップなどの、地下牢とはまた違った緊張感のある演出がいくつかありますが、やはり灯りがあるので恐怖感はやや薄れます(それも怖いですが)。

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城内を進んでいくとシャンデリアのある広間に出ます

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前作同様、調べられるオブジェクトは回転させて細かく見ることができます。攻略のヒントとなることもあるでしょう

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窓から見える外の世界。「ヴィレッジ」では雪の村も探索することになるのでしょうか?

城内から脱出できる鍵を手に入れ、出口に向かうと敵である女性が登場し逃げることに。また、ラストではトレーラーで登場し、その長身が話題となった女性「ドミトレスク」も登場。彼女の爪の一撃が主人公を襲い、本作は終了となります。

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「MAIDEN」はドミトレスクの登場と共に終幕

■ますます期待がかかる「ヴィレッジ」

「MAIDEN」はビジュアルデモですが、その没入感はかなりのもので、次世代機の可能性を感じさせます。また、デモプレイのみでの感想ですが「ヴィレッジ」は前作「7」で切り開いた一人称視点ならではのリアルな恐怖をさらに追求していると感じました。

ここに「MAIDEN」では存在しなかったアクション要素や、クリーチャーのビジュアル、イーサンやクリスといった人物たちの織り成すストーリー、そしてアダプティブトリガーに代表されるPS5ならではの要素が加わることを考えると、「バイオハザード ヴィレッジ」はかなり期待のできる作品なのではないでしょうか。今後、全ハード向けの新しい体験版も配信予定とのことなので、そちらもチェックしていこうと思います。

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関連リンク:バイオハザード ヴィレッジ

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