2020年末に発売を控える、ソニーのPlayStation 5とマイクロソフトのXbox Series X。これら2つの次世代ゲームハードのうち、Xbox Series Xは11月発売と公式に発表されているものの、前者は記事執筆時点ではアナウンスなし。そして価格については、現時点では両者ともに言及をしていません。
そんな中、Xbox Series Xは11月6日、PS5は11月13日に発売。それに加えて、どちらも米国での価格は499ドルになる、という噂が伝えられています。
この予測を発信しているのは、ビジネスアナリストとして知られるロベルト・セラーノ氏です。同氏はTwitterにて上記の予測とともに、廉価版のXbox Series S(仮)がXより1日早い11月5日に299ドルで、PS5のオールデジタル版は光学ドライブ搭載版と同じ日に399ドルで発売されると述べています。
*BREAKING NEWS*
— Roberto Serrano' (@geronimo_73) August 18, 2020
📌@Xbox and @PlayStation fans
According to latest news (more than a rumor or speculation), the next-gen console release date should be
🟢#XboxSeriesS 11.05.2020 399 $/€
🟢#XboxSeriesX 11.06.2020 499 $/€
🔵#PS5 11.13.2020 $/€ 499 - Digital $/€ 399
*TBC* pic.twitter.com/XwEXtblL8n
ただし、これらの日付や価格にはなんら裏付けが示されていない上に、セラーノ氏は「PS5の予約開始は7月13日」と予言したものの大外れしたばかりです。よって同氏の発言はそれ単体では決して信ぴょう性が高いとは言えません。
ですが、この発売日や価格予測には、それぞれ別の有力な情報があります。とくに発売日に関しては数日前、Epic Gamesが人気ゲーム『フォートナイト』向けのラスト・ラフ・バンドル(バットマンの宿敵ジョーカーなどのコスチュームや様々なアイテムの詰め合わせ)を11月17日に発売するとの発表に際して「PS5やXbox Series Xのリリースに間に合う」と付け添えているのです。
つまり両ハードとも11月17日以前に発売されるとほぼ確定したところに、今回のセラーノ発言が追い打ちをしているという格好です。
また価格に関しては、PS5とXbox Series Xともに499ドル前後という話は、半ば定説となっていると言ってもよい水準。
とくにPS5に関しては、Xbox販売戦略マネージャーが「PS5は絶対500ドルを超えない」とマーケティング戦略の観点から予想を述べたのと時を同じくして、仏アマゾンがPS5が499ユーロ(付加価値税の差額から、米国価格は499ドルと推測)と一時的に掲載していました。
もう一方のXbox Series Xに関しては、最近モンスターエナジーが「Halo:Infinite」とコラボするキャンペーンを発表。実際のプロモーション開始は9月1日からですが、すでに賞品に関する詳細は明らかとなっており、これも本体価格の手がかりとなります。
キャンペーン詳細が記された資料によれば、商品の合計額は11万9998ドルで、賞品総計は200個と確認できます。前の数字を後ろの数字で割れば599.99ドル。そこから『Halo:Infinite』のソフトウェア価格を引けば、Xbox Series Xは1台あたり539.99ドルという、大きくは違わない推測が導かれるわけです。
ただし現時点ではどの情報も、鉄板と言えるほど強い根拠ではありません。が、少なくともPS5とXbox Series Xとも499ドル前後が期待されており、それを大きく超える価格はユーザーの失望を招きかねないという可能性は示されています。
ソニーとMSの両者とも、過去には家庭用ゲーム機の本体価格では辛酸を嘗めたことがあるだけに、両者ともに消費者の風向きを無視するわけにはいかないかもしれません。
Source:Roberto Serrano(Twitter)
Via:Gamesradar