RICARDO ARDUENGO/AFP via Getty Images
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プエルトリコのワンダ・バスケス・ガルセド知事が、施設構造物の崩壊でその運用終了を余儀なくされたアレシボ天文台の再建のため、公共政策として800万ドル(約8億2600万円)の予算を割り当てる執行命令に署名しました。

米国立科学財団は「非常に危険を伴う」ことを理由に、巨大な反射鏡を含むアレシボ天文台の修理を断念しました。しかしそれは、施設解体後のこの場所に、新しい電波望遠鏡を建設することを禁止するわけではありません。

ガルセド知事はアレシボ天文台を「57年間、科学的発見と国家安全保障、科学研究、教育、観光に貢献する能力を備えた研究施設として、世界最高水準の施設として機能してきた」と評価。「電波望遠鏡の崩壊がそれを新たに設計し直すための大きな機会をもたらしたと信じている」と述べています。

ただし、800万ドルの予算で新たな電波望遠鏡がそこに建設できるかと言えば、おそらくそれは難しいでしょう。ガルセド知事は、この予算は崩壊した施設の撤去処分と、新しく設置する電波望遠鏡の設計までをカバーすることになるとしました。したがってこの場所に新しく機能する電波望遠鏡が建設されるには、さらに追加の金銭的な支援が必要になるはずです。

それでも知事は、この電波望遠鏡も再建が叶った暁には、それが「再び未来の世代のための世界レベルの教育の場になれる」と述べ、アレシボ天文台とその宇宙研究へのコミットメントを示しました。こうした姿勢は、米国の政府機関に対し、天文台として復活させるための予算投入を決めさせる後押しになるかもしれません。

source:La Fortaleza
via:El Nuevo Dia