ウェアラブル向け新SoC、Snapdragon Wear 4100をクアルコムが発表

バッテリー持ちの向上に期待

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2020年07月2日, 午後 01:30 in smartwatch
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Qualcomm Snapdragon Wear 4100
Qualcomm

米国クアルコムは6月30日(現地時間)、ウェアラブルデバイス向けの新プロセッサ「Snapdragon Wear 4100/4100+」を発表しました。

ウェアラブルデバイス向けというより、GoogleのWear OS向けといったほうがいいのかもしれませんが、約2年前に発表されたSnapdragon Wear 3100の後継にあたる製品です。

Wear 3100と比較すると、4コアのbig.LITTLEアーキテクチャに変わりはありませんが、28nmのCortex-A7の代わりに12nmのCortex-A53を採用。メモリもより高速になったLPDDR3(750MHz)をサポートし、Wear 3100と比べて85%以上の高速化を実現したとしています。

また、Smarter Always-On(AON)コプロセッサにより、省電力モード(アンビエントモード)の機能もアップデートされ、表示可能色は従来の16色から大幅に増えた6万4000色をサポート。また、持続的な心拍測定や睡眠計測、歩数カウント、アラームタイマー、触覚フィードバックなどにも対応します。

Qualcomm Snapdragon Wear 4100
Qualcomm

なお、Wear 4100とWear 4100+の違いですが、Wear 4100にはこのAONコプロセッサーが搭載されていません。ウェアラブルデバイスの大きな特徴となる機能をサポートする部分ではありますが、廉価版ではWear 4100を採用することで、価格差・機能差を出しやすくしたのかもしれません。

このほか、消費電力も12nmプロセスでの製造になったことに加え、デュアルDSPやBluetooth 5.0の採用、動的クロックと電圧スケーリングのサポートなどにより、主要なユースケースで25%以上の電力削減を実現したとのこと。

このWear 4100プラットフォームを採用した製品としては、Imooが、Wear 4100を搭載する子供向けのスマートウォッチZ6 Ultraを30日以内にリリース予定。また、MobvoiもTicWatch Pro 3を発売するとのことですが、Wear 4100か4100+なのかは明らかにしていません。同機は比較的高級なモデルなので、Wear 4100+になるのではと考えられます。

Snapdragon Wear 4100
Qualcomm

Wear OSはここ数年目立ったアップデートがなく、あまり存在感を示せてはいません。バッテリー持ちの悪さもその要因の1つですが、Wear 4100の省電力化により、これが多少なりとも改善されるのを期待したいところです。

source: Qualcomm

 
 

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