楽天モバイルは宇宙に携帯基地局を浮かべ日本全土をエリア化する「スペースモバイル計画」について、開始時期を当初発表の2022年Q4頃から2023年以降へ変更しました。

(更新:2021/04/22 18:55)楽天モバイルによると、2022年4Q頃と記載していた当初資料は総務省に提出したもので、総務省に提出した資料は「年度」表記が前提であるとのこと。そのため、2022年度4Qは2023年1〜3月にあたり、当初から2023年以降開始を案内しているとコメントしています。

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▲当初の資料では2022年Q4の開始をめざすとしていた

この「スペースモバイル計画」は、楽天やボーダフォンが出資する米国の宇宙ベンチャー「AST Space Mobile」と共同で実施するもの。

「AST Space Mobile」は、地球低軌道の人工衛星からスマホに直接4G / 5Gの電波を届け、全地球規模のモバイル通信網を構築する「スペースモバイル事業」の実現を目指しており、4月6日には米ナスダックにSPAC(特別買収目的会社)経由で上場したばかりです。

同事業の今後のスケジュールについては、2021年後半に試験衛星の「BlueWalker 3」を打ち上げ予定。続けて、2022年後半から2023年初頭に最初の商用衛星を打ち上げ、赤道沿いの49か国を20基の衛星でカバーします。

さらに、2023年末から2024年初頭にかけて、合計100基の衛星でグローバルなエリアを構築し、2024年末までに合計168基の衛星を打ち上げ、5Gサービスも開始します。楽天モバイルの「スペースモバイル計画」も、上記スキームの中に組み込まれるものと思われます。

なお、「スペースモバイル事業」はあくまで構想段階であり、今後頓挫する可能性もあります。ただ仮に実現すれば、これまで圏外だった山奥や海上、そして大規模災害によって通信が不通となったエリアでも、手持ちのスマートフォンで通信できるようになります。