Rakuten Mini で海外eSIMを使ってみた。複数SIMの切り替えも簡単(山根博士)

注意点もいろいろとあります。

山根博士 (Yasuhiro Yamane)
山根博士 (Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2020年06月27日, 午前 09:30 in rakuten
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eSIMしか使えない楽天の「Rakuten Mini」は利用できる通信キャリアが限られるのが欠点です。しかし日本以外の国でもeSIMを発行するキャリアは増えており、プリペイドSIMをeSIMで購入できるキャリアもあります。その中には海外のMVNOキャリアでありながらも日本で使える「日本向けeSIM」や全世界対応の「グローバルeSIM」を出しているところもあります。つまり日本でスマートフォンを使うからと言って、日本のキャリアのSIMを買わなくてもいい時代なのです。

もちろん日本のキャリアのほうが料金は安いでしょう。ネットでざっと調べてみると、例えばAiraloの各国向け料金のうち、日本向けの「Moshi Moshi」プランは30日間データのみ3GBで14ドル(約1500円)です。日本のMVNOなら1000円以下のところが大多数です。でもこのプランはプリペイドですから契約縛りもありませんし、eSIMなのでネットで購入してその場ですぐに使うことができるメリットもあります。

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Rakuten Miniでもこのような海外のeSIMは利用できます。今回は筆者の住む香港で実際に香港キャリア「Three(3HK)」のeSIMをRakuten Miniから購入して使ってみました。

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後でRakuten MiniからQRコードを読むことを考えると、PCや他のスマートフォンから行ったほうがいいですね。なお、3HKは日本を含むアジア・ヨーロッパ・アメリカ周遊eSIMも販売しており、日本でも利用可能です(138香港ドル、約1900円で10日間データ定額。但し速度制限あり)。

今回は香港で使うため、当然ながら香港向けのeSIMを購入。料金プランは各種ありますが、68香港ドル(約900円)で7日間データ定額(4GB以降速度制限)を選択。購入は画面の指示に従えばよく、日本のクレジットカードでも購入可能でした。

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購入が完了するとメールでQRコードが送られてきますのでRakuten Miniのカメラで読み取ることで利用可能になります。

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Rakuten MiniでeSIMを導入する方法は、IIJのeSIMなど日本での導入と何ら変わりません。海外で使う場合はホテルなどでRakuten MiniをWi-Fiに接続し、ネット経由でeSIMをダウンロードできる状態にしておきます。後は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「詳細設定」→「携帯電話会社」と進みます。なお、設定はあらかじめeSIM設定や契約が無い状態から初めています。

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「+携帯通信会社を追加」をタップすると、画面内にカメラが起動しQRコードを読み取るように指示されますので、先ほどメールで受信した画面を読み取ります。このようにQRコードがあればいつでもどこでもSIMの追加や交換が可能なのがeSIMのメリットです。

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QRコードを読み込むと「H3G Hong Kongを使用しますか」と確認メッセージが表示されますので「開始」をタップします(H3H Hong Kongは3HKのeSIM名称)。次の画面で「1件の番号を追加しました」と表示され、無事Rakuten MiniにeSIMを導入できました。

画面左上には「3」の文字が表示されますが、これは3HKのキャリア名を示すもの。無事、3HKに接続できたということです。そしてすぐにSMSが届き、電話番号などと共にSIMの開通が通知されます。続いて「料金チャージ完了」「7日間パッケージの追加完了」のメッセージも届き、3HKの回線でデータ通信も使える状態になりました。

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後の使い勝手は日本でRakuten Miniを使う時と同様です。香港でも4Gに接続しそのまま利用できます。テザリングをONにして他の端末からネットアクセスすることも可能(テザリングの可否はキャリアのプランによります)。

例えば日本から海外へ行った際、ドコモなどのローミングサービスを使えば手軽で現地で通信ができますが、サブにRakuten Miniを持って行って、現地で大容量のデータを使う場合はそちらを使う──なんて使い分けもできます。

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複数SIMの切り替えも簡単

さてeSIMのメリットはオンラインで購入できることだけではありません。複数のeSIMをあらかじめ買っておき、それを切り替えて使うことも可能です。最近のスマートフォンはデュアルSIM対応で2枚のSIMの同時待ち受け・利用が可能なものも増えています。

Rakuten Miniの場合はeSIMの2枚同時利用はできませんが、2枚以上のeSIMを入れておき、それを状況にに応じて切り替えて使えるわけです。複数のSIMカードをサイフなどに保管しておくと紛失してしまうこともありますが、eSIMならばその心配もいりません。

追加のSIMとして今度は別の香港キャリア、CSLの「Club SIM」を購入しました。なおClub SIMにも日本や台湾など海外パッケージがあります。このように海外キャリアが日本で使えるeSIMを出していることは覚えておくといいでしょう。今回は香港用として98香港ドル(約1400円)で6GBが30日使えるプランを購入しました。

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こちらも同様に設定画面から進み、「+携帯通信会社を追加」からQRコードを読み込みます。

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ところがしばらくするとエラーが出て、電話番号が書き込めないとの表示が……。実はeSIMは現在使っているeSIMに上書きはできず、一旦使用中のeSIMを無効にする必要があるようです。

そこで設定から「携帯電話会社」を開き、現在利用しているH3H Hong Kongの名前の横にある歯車アイコンをタップ、ステータスを「無効にする」を選びeSIMを無効にします。なおこれはeSIMを消去してしまうのではなく、端末から取り外すことと同じ状態になります。

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そして改めてClub SIMのQRコードを読み取れば、無事にeSIMが切り替わります。キャリア表示も「Club」に変わりました。

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このように、Rakuten Miniは導入した複数のeSIMの切り替えも簡単です。設定から「携帯電話会社」を開き、使用したいeSIMの名前をタップするだけです。

一般的なスマートフォンは、SIMトレイ取り出しピンを用いてSIMカードを外し、別のSIMをサイフの中などから探し出しそれを入れ替える──といった面倒な作業が必要です。eSIMであれば、画面をタップし手順に従って操作するだけでキャリアを変更することも簡単にできるわけです。

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動作確認の有無をあらかじめ確認しておこう

さて調子に乗ってもう1キャリア、チャイナユニコム香港のeSIMも買ってみました。チャイナユニコム香港は世界各国向けのローミングSIMも多数出しており、ほとんどがeSIM化されています。ここでは香港マカオ向けのeSIMを購入。ところが先に入れた3HK、CSLのeSIMを無効にしてもQRコードを読み込んだ後にeSIMが書き込まれませんでした。

試しに他のeSIMスマートフォン(モトローラ razr)でもチャイナユニコム香港のQRコードを読み込むと、先ほどと同様のエラーが出てしまい書き込みができませんでした。チャイナユニコム香港のWEBページでは対応機種としてiPhoneやPIXELなどと書かれており、どうやら他の端末では利用できないようです。このあたりはeSIMサービスがこれから普及する状況のため、端末ごとの相性がまだあるのかもしれません。海外のeSIMを使い場合は、動作確認の有無をあらかじめ確認しておいたほうがよさそうです。

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日本国内で日本のキャリアを使う場合、Rakuten Miniはあまり使い勝手が良くないかもしれません。しかし海外のeSIMを日本で使ったり、海外に持ち出して現地のeSIMを使うといった用途にも利用できます。価格が安く2台めとして持ち運びやすいRakuten Miniは、eSIM入門機としてもオススメできそうです。


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