楽天モバイルは、地球低軌道の宇宙空間に携帯基地局を設置し、地上のスマートフォンに対して直接通信を提供する「スペースモバイル計画」について、日本において2022年10月〜12月頃のサービス開始をめざすと総務省に提出した資料で明かしました。

「スペースモバイル計画」の実現にあたっては、楽天も出資する米国のベンチャー企業「AST」と提携。ASTは多数の小型衛星を地球低軌道に飛ばし、スマートフォンに対して直接4G / 5Gネットワークを提供するサービスの実現を目指しています。従来の衛星通信と異なり専用端末が不要なほか、既存のスマートフォンでも通信できる点が特徴となります。

この計画によって、楽天は山間部や無人島を含む日本全土の携帯エリア化を実現できるほか、災害などで基地局が損壊した場合でも通信を維持できます。なお、現状大手3キャリアの国土に対する面積カバー率70%に留まっています。

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なお「スペースモバイル計画」の実現にあたって楽天モバイルは、新たな周波数の割り当て、および電波法令における制度整備を総務省に求めています。

同様の計画はソフトバンクも推進しており、成層圏に基地局を搭載した無人の電気飛行機を飛ばし、過疎地や海上といった従来の基地局ではカバーしきれない場所のエリア化をめざす「HAPSモバイル」事業を米AeroVironment社との合弁で展開しています。

また、イーロン・マスクのSpace Xも、1万2000基の人工衛星を使った衛星ネットワーク「Starlink」を推進しています。

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Source:総務省