楽天モバイルは、スマートフォンのデータ使用量が20GB以下の場合、使用量に応じて料金を引き下げると発表しました。

データ使用量が3GBを超えて20GBまでの場合は1980円、1GBを超え3GBまでの場合は980円に引き下げ、1GBまでは無料とします。なお、使用量が20GBを超えても2980円を維持できます。

改定後のプラン名は「Rakuten UN-LIMIT VI」とし、申込受付は楽天モバイルのWebサイトと全国の店舗で4月1日より開始します。既存プラン「UN-LIMIT V」のユーザーは申込不要で自動アップグレードされます。

その他の内容は既存プラン「UN-LIMIT V」と同じです。パートナー回線のKDDIエリアでは、月間データ容量の上限を5GBとし、5GB超過後は1Mbpsに制限。66の国と地域では2GB超過後は最大128kbpsに制限します。

音声通話料金については、コミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を使用した場合は無料とし、Rakuten Link を使用しない場合は30秒あたり20円がかかります。

楽天モバイルは、ドコモなどの他社が手をつけていない低容量に着目し、基本的には2980円のワンプランを維持しつつも、使っていない月はその2980円よりも安くなるプランに改定したかたちです。

Rakuten
▲大手3社が3月に始めるオンライン契約専用プランとの比較

楽天の三木谷浩史会長兼社長は1月29日の記者会見で、『データをあまり使わないのに「むっちゃ高い」という人がたくさんいるが、5G時代に突入しデータの使用量は増えている』としたうえで、『全国民に最適な“ワンプラン”を提供することが楽天モバイルのミッションだ』などと語り、他社に対抗する姿勢を示しました。

▲楽天の三木谷浩史会長兼社長

今回の発表内容でポイントとなるのが、“1GB未満なら無料”という点です。楽天モバイルの既存プランには、通信費が1年無料の特典が付いていますが、無料期間が終わると他社に移行する恐れがありました。楽天モバイルは、1GB未満を無料とすることで、他社への流出を引き留める狙いです。

しかし、現状、楽天モバイルのエリア展開は他社に追いついていません。楽天モバイルはエリア拡大をすすめるなかで、障害物の裏に回り込みやすく、より遠くに飛ぶ性質を持つ電波「プラチナバンド」の割り当てを総務省に求めています。

ただ、実際に楽天モバイルがプラチナバンドを獲得できるかは不透明で、それに伴う各社の周波数帯の再編が行われるかどうかも現時点では未定です。今後どれだけ広いエリアを構築できるかが、さらなる顧客獲得のカギの1つとなりそうです。

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Source : Rakuten UN-LIMIT VI(楽天モバイル)