Beforemario
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現在、携帯ゲーム機といえば誰もがNintendo Switchを思い出すはずですが、少し前ならニンテンドーDS、もう少し上の世代ならゲームボーイ…も出てくることでしょう。そして、それらゲーム機の原点になった「ゲーム&ウォッチ」に熱中したという人はどれぐらいいるでしょうか。先日、そのゲーム&ウォッチの名作『ドンキーコング』の超レアなバージョンがオークションに出品され、約9100ドル(約100万円)という高額で落札されました。

この『ドンキーコング』は横井軍平氏がゲーム&ウォッチ累計2000万台突破を記念して作らせたとされる特別限定モデル。これまで市場には一度も出たことがなく、また何台生産されたかも不明とされています。

ニンテンドーDSの原型とも言える上下2画面のデュアルスクリーン型ゲームで、画面を閉じた上面には横井軍平氏のほか”K.Momose”、”T.Ishida"と記された人物が描かれています。任天堂研究家の山崎功氏がTwitterで述べたところではMomose氏はゲーム&ウォッチの銘板を作っていた百瀬製作の人物とのこと。銘板は通常、機器の型式・仕様などを記した金属板を示しますが、ゲーム&ウォッチの場合は上面に貼り付けられた金属パネルのこと指しているかもしれません。一方でIshida氏なる人物は手がかりがありません。

National Videogame Museum(NVM)の館長ジョン・ハーディ氏はArs Technicaに対し、それが何台製造されたかはわからず、少なくとも上面に描かれている任天堂のレジェンドたちのために3台は作られたと推測するものの、情報がほとんどなく知る術もないと述べています。

最近のビンテージゲーム市場のオークションを見れば、人気作のレアものには破格の落札価格が相次いで出ています。たとえば『スーパーマリオ64』には156万ドル(約1.7億円)、『ゼルダの伝説』は87万ドル(約9600万円)という高値を記録しました(もちろんいずれも超レア品)。机の中に忘れていた『スーパーマリオブラザーズ』が実はレアもので、66万ドルで落札された例もありました。

それらに比べれば今回のゲーム&ウォッチは非常に安価での落札だったと言え、ハーディ氏もこの価格ならNVMの大規模なコレクションに加えるために喜んで支払っただろうと述べています。いわば当たり確定の宝くじのようなものなので、落札された方はHeritage Auctionsへの出品を検討…。いや、ここはこの貴重な作品を日本国内に留め置くためにも、歯を食いしばって所有しておいてほしいところです。

ちなみに、任天堂は昨年ゲーム&ウォッチ35周年を記念した”カラースクリーン”シリーズとして、ファミコン版の『スーパーマリオブラザーズ』を復刻版ゲーム&ウォッチとして限定発売しました。今年11月には『ゼルダの伝説』も発売を予定しています。

Source:ヤフオク!, Beforemario(Twitter)

via:Ars Technica