Raspberry Pi Foundation
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Raspberry Piは発売から8年の間、ワンボードマイコンとして販売されてきました。ただ、コンピューターとしてプログラミングなどを行うには、これにSDカードや必要な周辺機器を用意する必要がありました。

新たに発売されるRaspberry Pi 400は、基本仕様はRaspberry Pi 4と同等のもので、1.8GHz 64bit 4コアの Broadcom BCM2711 Cortex-A72 (ARM v8) SoC、4GB RAM、microSDカードスロット、デュアルバンドIEEE 802.11b/g/n/acWiFI、Bluetooth 5.1、1GbE、USB 3.0 x2、USB 2.0、micro HDMI x2、40pin GPIOといった構成。

これに専用のキーボード一体型ケース、16GBのフォーマット済みmicroSDカード、電源ユニット、マウス、micro HDMI-HDMIケーブルといったPCとして利用するための最小限の構成をセットにしています。

Raspberry Pi財団CEOのEben Upton氏によれば、この商品が企画されたのは、新型コロナウイルスの感染拡大で自宅勤務が増え、多くのPC関連知識を持たない初心者が実質的サポートもなく部品点数の多いデバイスをセットアップしなければならないケースが増えたからだと述べています。また一体型のフォームファクターにすることで、Raspberry PiをPCとして使いたい人のためにセットアップ簡素化が実現でき、既存のRaspberry Piデスクトップキットに比べて、コスト面でも有利に作用するとのこと。

Upton氏は、自身が少年期にBBC MicroやAmigaといったキーボード一体型のPCに親しんでいたと述べ、そして若者達がコンピューター科学を学ぶことを手助けする努力を続けることが、Raspberry Pi財団の中核的な使命だと語っています。

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8bit PC時代には一般的だったキーボード一体型のパソコンは米国、英国、フランスですでに販売を開始。日本ではスイッチサイエンスが代理店として2021年以降の販売をアナウンスしました。日本向けのRaspberry Pi 400はキーボードも日本語配列となり、技術基準適合証明および工事設計認証、いわゆる技適も取得するとのことで、まだ発売時期や価格は未定ですが、安心して使える製品として提供されることになりそうです。

なお、米国版の価格はRaspberry Pi 400単体が70ドル、ケーブルやSDカードを同梱するキット製品が100ドルとなっています。

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source:スイッチサイエンス(PRTimes)