Realme Buds Air Pro

realmeの日本参入第1弾製品として発表された5製品。その中でも、スマートウォッチの「realme Watch S」と完全ワイヤレスイヤホンの「relame Buds Q」、および「relame Buds Air Pro」が4月15日に発売されました。

「realme Buds Q」と「realme Buds Air Pro」は、デザインが違うのはもちろんのこと、大きな違いはアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)の有無となっています。

今回は、ANC搭載の「realme Buds Air Pro」(税込1万3800円)を試用する機会があったので、ANCワイヤレスイヤホンの代名詞的存在となっている「AirPods Pro」と比べてどうなのかなども含めて、簡単なインプレッションをお届けします。

Realme Buds Air Pro

AirPods Proと比べても遜色ないANCの効き具合

realme Buds Air Proの特徴は、なんといってもANC対応なところ。公称では最大35dbまでの外音を除去できるとしています。実際に試したところでは、洗濯機やエアコンなどの環境音はほぼ聞こえなくなります。

人の話し声などはやや聞こえてきますが、この部分のANCの効き具合はAirPods Proと比べてかなり強めです。AirPods Proは、頑張ればANCがオンのままでも会話ができますが、realme Buds Air Proではほぼ無理でしょう。それぐらいのANCの効き具合です。

Realme Buds Air Pro

なお、左右どちらかのユニットを2秒長押しすると、外音取込モードになりますが、このときの聞こえ具合は、AirPods Proのほうが上でした。realme Buds Air Proは、ANCをオフ(専用アプリからオフにできます)にした状態と外音取込モードで、そこま大きな違いを感じません。もっとも、話し声を含め、周りの音ははっきり聞こえるので問題はありませんが。

肝心の音質は、低音と高音域が強めのいわゆるドンシャリ系。特に重低音と呼ばれる部分がかなり強めに出ている印象です。ここは、realme自身が推している部分でもあります。

Realme Buds Air Pro
realme

さらに、いまのところAndroidのみですが、realme Linkアプリからはさらに低音を強調できる「Bass Boost+」をオンにできます。ただ、私の耳ではオンとオフでほとんど違いを感じませんでした。この辺りは敏感な人なら違いを感じ取れるのかもしれませんが、それぐらいの効果だと思っておいても良さそうです。

なお、このアプリでは、イヤホンを2回タップ、3回タップした際の動作も変更可能です。

Realme Buds Air Pro

ちなみに、GoogleのFast Pairに対応しており、Android 6以降で利用する場合には、ペアリングモードで近くに置けば自動で接続できます。Bass Boost+やタップ操作の変更をしないのであれば、専用アプリのインストールも不要です。

Realme Buds Air Pro

ゲームモードで低遅延を実現

realme Buds Air Proのもう一つの特徴として、ゲームモードがあります。アプリ、あるいは両方のイヤホンを同時に2秒長押しするとゲームモードがオンになり、遅延が最大94msまで低減され、ゲームや映画鑑賞時の音ズレも気にならなくなるとのこと。

94msは、aptXやaptX LLがうたう70msや40msと比べると、まだ遅いのですが、realme Buds Air Proが対応するAAC(120ms)、SBC(220ms)との比較であれば十分に低遅延です。

もとから動画では遅延をほとんど感じなかったので、効果はいまひとつでしたが、ゲーム(原神)をプレイしてみたところ、はっきりとした違いが感じられました。

Realme Buds Air Pro

だったら、常にゲームモードをオンにしておいても良さそうですが、おそらく、低遅延実現のためにバッファを削っていると考えられ、音飛びしやすくなるなどの問題が発生しやすくなりそうです。画面(本体)とイヤホンの位置が近く(通信障害が出にくい)、音楽のように音が連続しないので音飛びが気になりにくいという点で、ゲーム向きのモードなのでしょう。

ちなみに、ゲームモードをオンにする際、イヤホンからは車のエンジン音が響いてきます。いかにも「これから速くなりますよ!」という演出で、こういうのは個人的に好きです。

AndroidユーザーもiPhoneユーザーも検討の価値あり

AirPods Proを購入しようと思う人は、ワイヤレスイヤホンが欲しいのではなく、AirPods Proが欲しい人が多いのではないかと勝手に思っているので、それとrealme Buds Air Proを比較しても意味はないかもしれません。

それでも、AirPods Proの半額以下という価格(1万3800円)で、音質やANCの効きも十分となれば、検討する価値はありそうです。もちろん、3Dオーディオなどの付加機能はありませんが、それを考えても魅力的な製品だと思います。