Returnal
Housemarque

PS5独占のローグライクTPS『Returnal』がパッチ1.3.7アップデートを配信しました。主な内容は「仇討ち」システム復活を含む各種バグ修正、およびバランス調整。

パッチノートには含まれないものの、各種リソースのバランス調整も施されています。なかでも永続資源の「エーテル」をお金にあたる「オボライト」に変換するレートは、従来の5エーテルで200オボライトから、10エーテル100オボライトへ大きく変更。エーテルの換金価値が1/4に暴落しました。

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リターナルの「仇討ち」は、ゲーム中に他のプレーヤーの死体が見つかり、装備を回収するか仇を討つか選択できるシステム。

本来は発売時点から含まれていましたが、リリース直後のバグ修正やパッチで一時的に無効になったり、出現率が本来の意図より大きく低下してほとんど見かけなくなっていたため、実質的には今回の1.3.7パッチで復活したようなものです。

スカウトの死体を見つけてスキャンした場合の選択肢は、ループを跨いで保持される貴重なリソース「エーテル」を3つ消費して死体から装備を回収する(ランダムなアイテムを獲得する)か、仇を討ってエーテルを4つ獲得するか。

選択肢が出ず死体がいきなり襲ってくる場合もありますが、スキャンせず単に無視して通りすぎれば危険はありません。

装備回収の場合

装備回収を選ぶと、多くの場合はさほど重要でない消費アイテムが手に入ります。(法則やテーブルはまだ判明していないため、強力なアーティファクトが手に入る場合もあるのかもしれません)。

結局はエーテルを消費してアイテムを買うため、エーテルの残りに余裕があれば役立つアイテムが出ることに賭けるのは有効ですが、まったく不要なアイテムが出て無駄になることもあります。

仇を討つ場合

仇を討つを選択すると、その場でゲートが閉鎖され、悪性変異した中ボスが現れます。勝利すれば通常のオボライトのほか、回復アイテムとエーテル4つが手に入る仕組み。負ければ通常の死と同じループ再開です。

出現する敵は必ずしもそのステージに元から現れるものとは限らず、武器の相性によってはかなりの強敵になることも。遮蔽がなくダッシュが引っかかるなど地形が悪い場合、まともに回避できないほど落下リスクがある場合などに強敵に当たると悲惨なことに。

一方でゲームに慣れ、中ボスを楽に倒せるようになったプレーヤーにとっては、無傷でエーテルと回復アイテムとお金が手に入るボーナスになり得ます。

死体が襲ってくる場合

スカウトの死体をスキャンすると、ログのホログラムが死の場面を再現した直後、死体に触手が生えていきなり襲ってくる場合もあります。この場合は戦うかその場から逃げるか。「仇を討つ」の悪性変異中ボスのように部屋が閉鎖されることはありません。

その場で赤い直線弾をメインに攻撃してきますが、本体の動きは遅く、中ボスほどの強敵ではありません。うかつに近寄って高速な赤い弾に被弾することさえないよう注意すれば、距離を空けて適当に撃つだけで倒せます。倒した場合の報酬はエーテル2つと消費アイテム。

おおまかな判断基準として、ループを始めたばかりで捨てるものが少ないとき、逆に武器装備が充実して多少の損害はリカバーできるときは積極的にチャレンジしたほうが得。逆に息も絶え絶えな状態だったり、失うものが多すぎる状態でわざわざ相手にすることはありません。

エーテル経済に調整

仇討ちで従来より容易にエーテルを稼げるようになったためか、「オボライト保管庫」でエーテルをオボライト(お金)に変換する際のレートが200オボライト/5エーテルから100オボライト/10エーテルへと大きく変わりました。エーテルの換金価値が1/4に暴落したことになります。

一方でエーテルのドロップ率自体もパッチのたびに変わっており、現在は通常にプレイしているだけでかなりの数が手に入るようになりました。またボスの撃破でも5つ貰えます。

多少慣れたプレーヤーであれば、短時間のプレイで多くのエーテルを稼ぐことができ、すぐ上限の30に到達していたため、従来は積極的に換金してアーティファクトやスーツ耐久値向上に費やすのが定石でした。(もっと慣れれば体力上限アップが不要になりますが)。

パッチ後は換金価値こそ下がったものの、逆に悪性アイテムの浄化やクトノス(開始地点で未解禁アーティファクトをくれる石碑)に積極的に使って良いバランスになり、選択肢と戦略性が増したともいえます。

リターナルの基本的なゲームデザインとして、「体力性ではあるものの1ミスが大きい」、アドレナリンやレジンの存在で「ミスをしなければどんどん楽になり、ミスしているうちは余計につらくなる」があります。

ゲームにまだ不慣れで被弾が多い場合、なかなかアドレナリンレベルを高く維持できず、敵がドロップするお金も増えないため、ますますお金が貯まらず弱いままの悪循環になります。

回復アイテムのシルフィウムは、スーツ耐久度がフルの場合は上限値を上げるレジンに変化するため、被弾しているうちは最大100のまま食らっては非効率的に回復しての繰り返しになる一方、慣れてノーダメージを維持できれば、体力の上限自体が150%や200%以上に上昇して楽になる仕組みです。

パッチを通じた難度の調整はまだフィードバックを元に模索中のようですが、プレーヤー側にスキルをつけさせる設計、昔ながらのアーケードシューティングのように被弾しないプレイに報酬を与える方針は変わらないようです。

そのほかのバグ修正・調整は、

  • 自分の残した「スカウトの死体」から他のプレーヤーが装備を回収した場合のペナルティ(開始時パラサイト)を削除

  • 6面ボスで死んでリコンストラクターで復活した場合、ボスが消えてしまうバグを修正

  • 戦闘中に大きなノイズが発生する珍しいバグを修正

  • 稀にプレーヤーが部屋に閉じ込められるバグを修正

  • プレイ中やクレジットで画面が暗転することがあるバグを修正

  • 複数の稀なクラッシュバグを修正

PS5『Returnal』レビュー。無限に遊べるローグxメトロイド風TPS、老舗の野心的快作

RETURNAL PATCH 1.3.7 — Housemarque