日本初のロボットホテル「変なホテル」をご存じでしょうか。

ロボットがフロントやコンシェルジュを務めるホテルとして話題になっている「変なホテル」は、HISホテルホールディングスが2017年から全国展開しており、2021年も9月に仙台で新しいホテルがオープンする予定です。

今回、「変なホテル舞浜 東京ベイ」で、シャープの「ロボホン」を使ったプログラミング学習プランがあるということで、宿泊体験をしてみました。前編の記事「『変なホテル舞浜 東京ベイ』に泊まってロボホンでプログラミング体験【前編 プログラミング学習編】」で、プログラミングの体験について詳しくレポートしていますので、ぜひあわせてお読みください。

この後編では、「変なホテル舞浜 東京ベイ」の外観から客室、レストランまでを宿泊客目線で紹介していきます。

恐竜ロボットがお出迎え「変なホテル舞浜 東京ベイ」

「変なホテル舞浜 東京ベイ」の最寄り駅は、JRの舞浜駅。東京ディズニーランドからも近く、海外だけでなく国内の観光客からも人気のホテルです。

中に入るまず目に入るのが、大迫力の恐竜たち。ジャングルの奥から、2匹の巨大な恐竜がお出迎えしてくれます。もちろん、この恐竜たちもロボット。

恐竜たちと写真撮影をしたら、次はフロントへ向かいます。しかし、フロントに人の気配はありません。

いたのは……。

ここも恐竜。「いらっしゃいませ」と人間の言葉で、丁重な挨拶をしてくれました。

小学生の子どもは大喜びでしたが、「こわいいい~!」と本気で泣き叫んでいる女の子も姿も。セリフにあわせてリアルに細かく動くので、生きているかのように感じられます。

タブレットにペンで署名をして、チェックインの手続きを進めます。ちなみに、一見すると完全無人ではありますが、もちろん人間のスタッフもホテル内にはいて、電話で問い合わせたりすることも可能です。

居心地の良い客室にはロボホンが

カードキーを受け取ってエレベーターで客室のフロアへ。

客室には、ロボホンがコンシェルジュとして待っていてくれました。

▲テーブルにちょこんと座って待っていてくれた、コンシェルジュのロボホン。

コンシェルジュとしてごあいさつしてくれたロボホンに、「電気をつけて」とお願いすると、「オッケー」といって部屋の電気をつけてくれます。そのほかにも、歌を歌ったり、踊ったり、さらには昔話を聞かせてくれたりと、子どもたちが喜びそうな特技を次々と披露してくれました。

重宝したのが、食事処などの周辺情報を教えてくれるところ。また、朝のモーニングコールをロボホンがはてくれるのも、このホテルならではの楽しみです。

▲部屋の様子。広めの浴室とトイレが別なので、お風呂もゆったりと入ることができました。

部屋は、落ち着いた雰囲気でくつろげます。3人分のベッドや備え付けのテーブル以外にも、ソファや小さいテーブルがあり、本を読んだりタブレットを広げたり、ちょっとした食事をとったりすることができます。現在はコロナ禍のため、貸し出しは中止されていましたが、VRの貸し出しもあるとのことなので、ロボット以外の最新の技術も楽しむことができそうです。

また、ホテルには珍しく、部屋の内側にもドアがあるため、このドアを閉めると廊下側の物音も気にならなくなり、自室にいるような安心感がありました。

▲引き戸式のドアを閉めると、より落ち着いた雰囲気に。ベッドサイドには電源とミニテーブルがあるので、スマホの充電をして置いておくのに、とても便利でした。

朝食レストランはジュラ紀がテーマ

寝心地のよい枕とベッドでぐっすり眠った翌朝は、ホテルの朝食レストラン「ジラシックダイナー」へ。ジュラ紀をモチーフにしているレストランでは、通常のバイキング形式にかわり、現在はセットメニューを提供しています。

▲朝食のセットメニューに加えて、ドリンクやスープ、パンなどは好きなものをとることができます。感染対策として、アルコールや手袋などが完備されていました。

チェックアウトは、フロント横の機械にカードを入れるだけ。最後までロボットや機械で完結している一貫性が素晴らしかったです。

▲ぜひお土産にしたいのが、「変なホテル」のオリジナルメダル。ロボホンデザインがかわいい!

地元にも愛されるホテル

今回、「変なホテル」を運営するHISホテルホールディングスの梅谷秀康氏に、ホテルのお話をうかがうことができました。

変なホテル舞浜 東京ベイは、東京ディズニーランドに近いこともあり、ファミリー以外にも幅揃い層が利用しています。「ディズニーランドに行くお客様はもちろん、行かない方でも、ホテルで宿泊して楽しんでいただけるホテルです」と、梅谷氏。

2019年11月からは、ロボホンがコンシェルジュとして就任し、かわいい話し方やそぶりが子どもや女性を中心に人気となっているそうです。また、ロボホンがいるということで、ロボホンオーナーなどのロボット好きな方も利用されるとのこと。意外だったのが、地元である浦安市民の利用も多いことです。家族で週末のレジャーとして、気軽に楽しめる場所として親しまれています。

2月から新プランの「ロボホンと学ぶプログラミング体験プラン」が始まると、プログラミング教育に興味をもつご家族だけでなく、大人の方もこのプランを楽しんでいるとのこと。
「『楽しくプログラミングを勉強できた』というご意見もある一方で、『難しかった』と感じた方もいらっしゃいました」(梅谷氏)

季節ごとにロボホンなどを使った演出も行われており、宿泊したときは、イースターのデザインになっていました。

▲HISホテルホールディングス 主幹の梅谷秀康氏

なお、レストランは朝食のみの提供ですが、デリバリーを注文することができるほか、近くにはとんかつ屋をはじめとした食事処がありますので、散策してみるのもおすすめです。

ホテルは泊まるだけのものではなく、「滞在自体を楽しむ」を追及した変なホテル。また、ロボットによるチェックインによって非対面型となっているので、コロナ禍でも安心して旅行を楽しむことができそうです。

百聞は一見に如かずで、ぜひ行ってみることをおススメします!

●変なホテル 舞浜 東京ベイ

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