ロシア、中国、イランが米大統領選挙を標的に活動開始か。マイクロソフトが警告

まだ影響はない模様

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年09月11日, 午後 01:00 in 2020 Elections
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Kevin Lamarque / reuters
Kevin Lamarque / reuters

マイクロソフトが、2016年の米大統領選挙で民主党の選挙運動にハッキング攻撃を仕掛けたロシアのハッカーグループ”Strontium”が今回も再び動き出していると警告しています。Strontium(別名Fancy Bear)はロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)が後ろにつくとされるサイバー攻撃グループで、今回の大統領選挙では共和党のトランプ大統領および民主党のジョー・バイデン氏の両陣営を標的にしているとされます。また、マイクロソフトは中国やイランからもサイバー攻撃が行われていると述べています。

マイクロソフトのセキュリティ担当VPトム・バート氏は「2016年と同様、Strontiumが人々のログイン情報を収集し、情報の流出をはかる活動を開始しており、おそらく必要な情報収集と選挙を攪乱する計画を支援している」と述べています。

今のところ、攻撃の試みの多くは成功しておらず、投票システムを狙った攻撃も行われていないとのこと。バート氏は「現在確認できているのは、候補者や選挙運動のスタッフ、および彼らが重要な事柄について相談している人々を標的ににする、過去の攻撃パターンと同じものだ」としました。

確認されたものとしては、中国のグループがバイデン陣営関係者やかつてトランプ政権に関係していた少なくとも1名以上の著名な人物のメールアカウントへの攻撃が始まっているとのこと。

一方、”Phosphorus”と呼ばれるイランのサイバー攻撃グループも、5~6月にホワイトハウスの関係者や、トランプ陣営スタッフのアカウントへの攻撃を仕掛けたもののこちらも成功はしていないとのこと。中国とイランに関してはGoogleも6月に同様のサイバー攻撃を仕掛けているのを検知したと発表していました。

とはいえ、マイクロソフトは、ロシア、中国、イランがこうしたサイバー攻撃を仕掛けている具体的な狙いを特定まではできていないとのこと。

トランプ陣営の報道官はこれに対し「われわれは非常に大きなターゲットであるため、選挙運動やスタッフ個人への悪意のある活動があっても不思議ではない」と攻撃に対する認識をコメントしました。またバイデン陣営の関係者も「このような攻撃の対象となることは選挙運動を始める前からわかっていたことで、万全を期している」と述べており、両陣営とも、今回は余裕の構えのようです。

source:NBC, BBC


 

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関連キーワード: 2020 Elections, Joe Biden, Donald Trump, cybersecurity, Microsoft, news, gear
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