DIMITAR DILKOFF via Getty Images
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ロシアがTwitterに対してロシア国内で禁止されるコンテンツを削除しなければ、来月にはTwitterのサービスをブロックすると警告したと、ロシア国内通信社が報じました。

ロシア当局は、反体制派の活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の逮捕収監に抗議するデモは違法だとの見解を示し、デモへの参加を促す投稿を削除しないTwitterほかSNSサービスに警告、3月10日にはTwitterが児童ポルノやドラッグ、子どもに自殺を促す投稿がTwiiterに蔓延していると問題の範囲を拡大しつつ、要求に応じないTwitterの通信速度を低下させるなどの報復措置を高じ、サービスそのものの停止も辞さない構えを示していました。

今回の警告はロシア通信規制当局Roscomnadzorの副代表Vadim Subbotin氏の名義で発せられたと報じられています。Rwutersによれば、Subbotin氏は「Twitterはわれわれの要求に適切な反応を示していない。このままなら、あとひと月もすれば裁判所命令がなくともブロックされることになるだろう」と述べており、月内という対応の期限を提示するなど、より攻撃的な内容に変わっています。

公平のために記しておけば、Twitterは先週の速度低下措置の際に「われわれは児童への性的搾取には厳格な対応ポリシーをもって対応しており、それに違反する自殺や自傷行為を促進、美化、奨励することは認めていません。われわれは、世界中でオープンなインターネットを擁護するため尽力しており、オンラインでの公共の会話を封じたり制限使用とする試みが増えていることに深い懸念を抱いています」と、ロシア当局の反論したうえで「いかなる違法行為」も支持しないとしていましたが、ロシア当局はこれについては反応していない模様です。

なおReutersは、ロシア外務省が3月13日に「米国がITサービスを通じて不公正な競争を仕掛け、ソーシャルメディアプラットフォームは恣意的かつ無差別にコンテンツを検閲している」と非難しています。われわれの視点からすると話があべこべのように思えますが、ここ最近のロシアや中国は、米国が国内の分裂やパンデミック対応に気を取られるのを尻目に政治的に独自色を強めつつあるようにも思えます。

Source:Reuters