米国、中国半導体最大手SMICをブラックリストに追加検討へ。亀裂さらに拡大か

SMICはHuawei制裁で国内需要増の恩恵を受けています

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年09月7日, 午前 07:30 in Department of Commerce
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Qilai Shen/In Pictures Ltd./Corbis via Getty Images
Qilai Shen/In Pictures Ltd./Corbis via Getty Images

米国防総省が、中国の半導体メーカーSMIC(Semiconductor Manufacturing International Corporation)を貿易相手として好ましくない企業を記した”エンティティリスト”に登録することを提案したと報じられています。

Reutersは詳しい関係者から得た情報としてこの件を伝え、他の政府機関がこの計画を支持しているかは明らかではないとしています。

米国政府は現在、Huawei、ZTEをはじめ、ウイグル族への弾圧に関与しているとして監視カメラメーカーのHikvisionなどを含む275の中国企業をエンティティリストに記載しています。そして、そこに中国最大の半導体メーカーで、世界でもTSMCに次ぐSMIC企業のSMICを加えることにしました。

Wall Street Journalによると、SMICには中国の防衛インフラの整備に加わっているのではないかという懸念があるとのこと。SMICはこれに対して疑惑を否定する声明を出し、中国の軍部とは「一切関係ない」と主張しました。

しかし、米国の防衛請負業者SOSインターナショナルはSMICが軍事プロジェクトの最深部に関わっているとしています。またReutersはこの問題について説明を受けた2人の元政府関係者が、別の政府関係者がSMICの中国軍との関係は精査されている述べたとしています。

米国政府は先月にも南シナ海でのでの違法な開発や軍事行動に関与しているなどとされる、24の中国企業または個人をエンティティリストに入れています。

もし、米国がSMICをエンティティリストに加えることが決定するなら、米中の貿易における溝はさらに深まるかもしれません。米国の技術に依存し代替がほとんどない部品を扱う中国企業は、成長または維持が非常に困難になると予想されます。一方で逆もまた然りで、中国での生産活動や中国産の部品に依存する米国企業にダメージがおよぶ可能性があります。

source:Reuters, Wall Street Journal

 
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