Erik McGregor via Getty Images
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CRM/顧客管理システムなどSaaS分野を主戦場とするSalesforceが、チームコミュニケーションツールのSlackを277億ドル(約2兆9000億円)で買収すると発表しました。買収手続きは当局の審査をへて2021年第2四半期に完了する予定です。11月25日にはSalesforceがSlackの買収交渉を行っていることが報じられていました。

発表によると、Slackの創設者兼CEOのStewart Butterfield氏は、SlackがSalesforce内の一部門となったあとも引き続きSlackを率います。またSlackはすべてのSalesforceクラウド製品に統合され、「Salesforce Customer 360」の新しいインターフェースになるとのことです。とはいえButterfield氏は、「われわれの使命、ビジョン、目的、優先順位、価値観、野心は変わらない」「われわれはロードマップ、ブランド、またはビジネスの進め方を変えない」と社員向けのメッセージで述べており、Slackブランドでのサービス提供も継続する見込みとされます。

コロナ禍によって、企業の業務のクラウドへの移行が進行しており、今年のSalesforceは絶好調と言える状態。一方、Slackは新型コロナの影響でリモートコラボレーションツールに追い風の年にあってMicrosoft Teamsなどとの激しい競争に晒されていました。Financial Timesは、Salesforceが顧客目線の製品を探していたとしており、人気ツールSlackの取得によってやはりクラウドで成長を見込むマイクロソフトの追撃をはかると伝えています。

source:Salesforce