KIEV, UKRAINE - 2020/09/04: Huawei logo is seen on a building. (Photo by Pavlo Gonchar/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)
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韓国サムスン電子とメモリーメーカーのSKハイニックスが、9月15日から中国ファーウェイに半導体の供給を停止すると報じられています。米商務省が8月中旬に発表した、ファーウェイに対する禁輸措置の強化が15日に発効することを受けてのものです。

米商務省は8月、米国の設計ソフトウェアや機器を使用して生産した半導体は原則的に、米国の事前承認なしにファーウェイへの輸出を禁じると発表。米国の技術を使わずに超微細プロセスの半導体を製造するのは不可能なため、両社はファーウェイとの取引続行を断念したもようです。

韓国メディア朝鮮日報によると、サムスンやSKハイニックスはじめ韓国半導体産業は、8月に米国の制裁強化が発表されてから対策に苦しんできたとのこと。米商務省の発表には「米国の技術を用いた半導体」の範囲が明記されておらず、混乱が生じたそうです。

そして15日以降にファーウェイと取引するためには米商務省の承認が必要とされ、韓国企業は米国の怒りを買うよりも取引停止を選んだとの、業界関係者の証言が伝えられています。米国は中国の半導体メーカーSMICもエンティティリスト(米政府の承認なしに米国企業の取引が禁じられるブラックリスト)に追加検討しているとも報じられており、中国ハイテク企業の息の根を止める決意は固いと見られるなか、サムスン等があえて米国に承認を求めなかったのも頷けます。

禁輸措置は確かにファーウェイを追い込んではいますが、取引相手の外国企業にとっても諸刃の剣です。ことSKハイニックスにとって2020年前半の収益133億ドルは、実に40%が中国への輸出によるもの。日本の企業も他人事ではなく、深刻な影響が及ぶかもしれません。

Source:朝鮮日報