サムスンとSKテレコム、世界初の量子乱数発生器搭載スマホを発表

量子の力で乱数を生成

塚本直樹(Naoki Tsukamoto)
塚本直樹(Naoki Tsukamoto), @tsukamoto_naoki
2020年05月19日, 午後 12:20 in Samsung
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Samsung Smartphone

韓国サムスンとSKテレコムは、世界初となる量子乱数発生器(QRNG)を搭載したスマートフォン「Galaxy A Quantum」を発表しました。

Galaxy A QuantumはサムスンのGalaxy A71 5Gをベースにしたスマートフォンで、上記のQRNGを生成するチップ「SKT IDQ S2Q000」搭載したことにより、セキュリティが高められています。

QRNGの仕組みとしては、内部のLEDから「画像ノイズ」を照射し、これをCMOSセンサーで取得。そのデータに基づき、予測不能な乱数を生成するのです。また、SKT IDQ S2Q000の部品サイズも2.5 x 2.5mmと小型に抑えられています。

乱数は、支払いプラットフォームや2段階認証などの暗号によるセキュリティ機能に用いられますが、これまでハッカーの標的にされてきた経緯もあります。SKテレコムによれば、現時点ではQRNGで生成された乱数を予測しハッキングする手段はないとしています。

その他のスマートフォンとしてのスペックはGalaxy A71 5Gに準ずるもので、6.7インチの有機ELディスプレイやExynos 980プロセッサを搭載。OSはAndroid 10で、ベースモデルの名称のとおり5G通信にも対応しています。

Galaxy A Quantumは韓国にて5月22日より、64万9000ウォン(約5万6000円)にて販売されます。乱数というセキュリティの根幹を底上げする今回の技術は、今後の広まりが期待されます。

Source: SK Telekom


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