パナソニックの子会社Shiftall (シフトール)が、VRメタバース事業への参入を発表しました。第一弾として、カメラLUMIXなどパナソニック製品のポリゴンデータをVRアバター向け仮想アイテムとしてダウンロード販売します。
発売された3Dモデルは二種類。いずれもフォトリアリスティックな高精細モデルではなく、ポリゴン数をやりくりするVRメタバースなどで手に持って実用したり、ワールドに飾る小道具として実用的なローポリゴンモデルです。
・LUMIX S5 (500円。ボディ + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6交換レンズ。1178ポリゴン fbxファイル+テクスチャ、unityパッケージ)
・メガネ型VRグラス (300円。パナソニックが開発中のVRグラス試作機。2974ポリゴン。後日さらに高ポリゴンのモデルをアップデートで提供)
どちらもシフトールの booth でダウンロード販売します。
VR空間では仮想カメラを現実と同じように手で構えて構図を決め撮影することができますが、シフトールによれば「カメラ製品のローポリゴン・データを公開しているメーカーはありませんでした (※Shiftall調べ、日本経済新聞 主要74品目世界シェア調査記事におけるデジタルカメラ世界シェアトップ5メーカーに於いて)」。
このため、VR空間での写真撮影によりリアリティを求めるユーザーからの声に応じて製品化を決定したとのこと。眼鏡型VRグラスのほうは、アバターに装着できるアクセサリの需要が高いため。
ネットゲームでありがちなブランドコラボアイテムのように、アバター向け仮想バージョンを販売することでリアル製品の認知向上も目指します。
シフトールではこのほか、ハードウェア製品として安価なフルトラッキング機器HaritoraX も発表しています。
3万円以下のフルトラ機器HaritoraXをShiftallが販売。同人ハードを改良量産
VRメタバース・ビジネスに参入、第一弾としてLUMIX S5とVRグラスの3Dデータ販売を開始 - 株式会社Shiftall