smallest n64
GWR

様々な分野の世界一を認定するギネス世界記録には、およそ常人には想像できないような挑戦が申請され、公認されていることが珍しくありません。そうした記録の1つとして「世界最小のNINTENDO 64改造ポータブルゲーム機」が認定されたことが明らかとなりました。

ギネス世界記録の公式サイトGWRは、3月10日の「マリオの日」(Mar.10が「Mario」に似ているため)に合わせて、任天堂が1996年に発売したゲーム専用機N64の最小改造マシンを認定したと発表しました。

この世界記録を勝ちえたのは、米マサチューセッツ州在住のGunnar Turnquist氏です。 Turnquist氏は本体ともいえる基板を削りに削り、わずか8.4cm×11.8cm×4.5cmのケース内に収めています。元々のN64は26cm×19cm×7.3cmであり、途方もない圧縮ぶりです。

この改造N64はROMカートリッジを挿せて3Dスティックなど操作系も備えているばかりか、3.5インチの画面とバッテリーも内蔵しています。たった1時間半しかプレイできませんが、ミリメートル単位でサイズを削っているなかで、かさばるバッテリーパックに割り当てるスペースの余裕はなかった模様です。

ミニN64の改造は2010年代に盛んに行われてきたジャンルであり、多くの改造マニアが縮小に挑み、最新の世界記録は2015年のものでした。それをTurnquist氏が6年ぶりに塗り替えたことになります。

Turnquist氏の挑戦も一朝一夕ではなく、10代の頃に独自のポータブルゲーム機を作る改造マニアに出くわしたことに衝撃を受けて以来、一途に努力が積み重ねられた成果です。10年間かけてビデオゲームの改造やエレクトロニクスに関してネットで集められるリソースを研究し、高校の教師や友人から助けられ、最終的に大学では電気工学を専攻する動機にもなったと述べられています。

世界記録に輝いたミニN64にも、3Dプリンティングやマイクロコントローラプログラミング、PCBデザインなど最新技術が投入されているとのこと。この記録が再び破られるのは、しばらく先のことになりそうです。

Source:GWR

via:Gamesradar