総務省と消費者庁は、携帯電話業界で用いられている「頭金」の用法は、一般的な「頭金」の用法とは異なっているとして、消費者に対して連名で注意喚起しています。

両省によると、携帯電話業界では他業界と異なり、あらかじめ定められた「割賦払い額」の上乗せという意味で、「頭金」が用いられている場合があるとのこと。つまり、一般的な「頭金」は、割賦時の支払総額の先払いであるのに対し、携帯電話業界における「頭金」は、単なる上乗せであると指摘しています。

上記の理由により、利用者が「頭金」を払うことで、割賦払いの額が減少すると誤認する可能性があるとのこと。また、店頭では「頭金0円」の表示も多くみられるとしたうえで、頭金の割引を希望小売価格からの割引と誤認したり、「0円」が強調されることで、その端末は非常に安価に販売されていると誤認するトラブルが発生しているといいます。

そのうえで、実際の割賦払いの額に影響しないにも関わらず、「頭金」を支払うことで、これが減少すると誤認させる表示、実際には一括払いの場合にも「頭金」に相当する額を支払う必要があるにもかかわらず、あたかも一括払いの場合 には支払う必要がないと誤認させる表示、「頭金」を減額したり、「頭金0 円」を殊更に強調したりすることにより他の店舗よりも安くなるとの事実に反する印象を与える表示は、景品表示法における有利誤認に当たる可能性もあるとして、両省は連携して携帯電話事業者や販売代理店に対して、不適切な表示が行われないように是正を促すとしています。

Source:総務省