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旅人ITライター中山です。先日Pixelシリーズのアップデートにより「レコーダー」アプリでオンラインバックアップが利用できるようになりました。これを試そうと、テスト用にGoogleから借りている「Pixel 5」でチェックして気がついたのが「マイク」の設定。外部マイクやBluetooth接続のマイクが利用できると記載されています

関連記事:Pixelに5つの新機能。レコーダーのオンラインバックアップなどが3月のFeature Dropで配信開始

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▲Pixelのレコーダーアプリで外部マイクが使える

この機能自体は昨年12月のアップデートで対応していたようで、実際にType-Cで接続できる外部マイク「iRig Mic Cast HD」をつなげたところ、問題なくiRig Mic Cast HDからの音声で録音できました。

IK Multimedia iRig Mic Cast HD(Amazon)

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▲iRig Mic Cast HDの音声がレコーダーアプリで録音できた

これはこれで便利なのですが、そこでふと気になったのが「標準カメラアプリで動画撮影時の音声はどうだろう?」ということ。というのも普段メインとして使っている「Xperia 1 II」は、標準カメラアプリで動画を撮影する場合、Type-Cもしくは3.5mmのイヤホンジャックにマイクを接続しても入力が無効になっていて、Xperia 1 II本体のマイクを使った撮影になるからです。

そこでPixel 5にiRig Mic Cast HDをつなげてみると、標準カメラアプリの動画モードで「外部マイクを使うには右(下)にスワイプ」と表示があり、設定メニューを引き出すと「外部マイク」をON・OFFに切り替えられる設定が用意されていました。

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▲Pixel 5のカメラアプリは、外部マイクのON・OFFが設定できる

もちろんONにして動画撮影をすると、iRig Mic Cast HDからの音声で録画できます。これ、Xperiaシリーズをメインに使っていた自分としては結構驚きで、Androidスマートフォンは、基本的に外部マイクに対応していないものだと思っていました。自分の記憶では数年前までのAndroidスマートフォンは、Xperia 1 IIと同じ挙動だった気がします。

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▲iRig Mic Cast HDからの音声で動画撮影もできた

もしかして現在は状況が変わってきているのかも・・・・・・ということで、手元にあるメーカーからの貸し出し機を含むスマートフォンでテストしてみました。テストしたのは下記の7台。Type-Cに加えて、3.5mmのイヤホンジャックからの接続もテストしているので、その有無もリストに記載してあります。

機種名(メーカー名):3.5mm

01.Xperia 1 II(ソニーモバイル):有

02.Pixel 5(Google):無

03.Redmi Note 9T(Xiaomi):有

04.LG VELVET(LGエレクトロニクス):有

05.Galaxy A21(サムスン):有

06.Galaxy S20(サムスン):無

07.iPhone XS(Apple):無

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▲ハイエンドからローエンドまで7モデルでテスト

接続するマイクは、Type-CおよびLightningが「iRig Mic Cast HD」。3.5mmのイヤホンジャックは4極端子の一般的なピンマイクを使いました。テストは標準カメラアプリでの動画撮影に加えて、YouTubeアプリからの生配信とChrome(Safari)からStreamYardでの生配信で音声チェックをしてみました。

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▲iRig Mic Cast HD自体はmicroUSBで、Type-CとLightningそれぞれ接続できるケーブルが付属

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▲3.5mmイヤホンジャックでは、4極ミニプラグのマイクを使用

結果は下記のとおりです。

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▲全7モデルのテスト結果

標準カメラアプリからの動画撮影では、Xperia 1 II以外はType-Cか3.5mmイヤホンジャック、もしくは両方からの音声入力に対応しています。ローエンドからミッドレンジ、ハイエンドまで、端末の価格はあまり関係なく対応しているのが今では一般的のようです。

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▲LG VELVETとRedmi Note 9Tは、録画時にType-Cと3.5mmイヤホンジャックどちらからの音声も有効だった

YouTubeアプリからの生配信では、基本的にどのスマートフォンでも外部マイクからの音声になっていました。ただLG VELVETだけテストに使った3.5mmイヤホンジャック接続のマイクとの相性か、マイクからの音ではあるのですが、音割れというかハウリングのような音になっていたので「△」にしてあります。

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▲YouTubeアプリは特にマイクを選ぶ設定はなく、接続した外部マイクを優先的に使う仕様のようだ

StreamYardでの生配信の場合、AndroidはChromeから、iPhoneはSafariとそれぞれウェブブラウザーからアクセスします。結果としてはPixel 5やGalaxy S20のように3.5mmのイヤホンジャックがない場合は、Type-C接続のマイクが利用でき、両方の端子があるモデルは3.5mmのイヤホンジャックでの接続のみ有効でした。またiPhone XSはLightningでiRig Mic Cast HDを接続しても、外部マイクとしては使えませんでした。

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▲iPhoneはLightningでマイクを接続しても、StreamYardの設定からマイクを選択できなかった

今回は、Type-Cから3.5mmのイヤホンジャックに変換するアダプターではテストをしていませんが、Xperia 1 II以外は3.5mmのイヤホンジャックがあるなら4極のマイク、Type-Cしかないスマートフォンでは、Type-Cで接続できるマイクを用意しておけば、外部マイクを使っての録画や生配信ができそうです。

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▲外部マイクならウィンドジャマーをつけて風切り音をおさえられるので、屋外での撮影に重宝する

ちなみにXperia 1 IIも「Cinema Pro」で撮影すると、外部マイクからの音声が利用可能。ただCinema Proは気軽に動画を撮るには難しいので、標準カメラアプリでも外部マイクに対応して欲しいところです。

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▲Xperiaシリーズは、Cinema Proだけでなく標準カメラアプリでも外部マイクを使いたい!

以上、動画は画質もさることながら、音質も重要なので参考になれば幸いです。

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