Androidスマートフォンにおいて主力的なSoCとなっている、米クアルコムのSnapdragon(スナップドラゴン)シリーズ。現状で最上位モデルとなっているのは「Snapdragon 888」ですが、近々さらに強化されたモデルが登場するかもしれません。

これはクアルコムが次期フラッグシップ向けSoC「Snapdragon 888 Pro(仮称)」を開発しているとの情報が、中国の著名なリークアカウントDigital Chat Stationによって伝えられているため。Digital Chat Stationは中国メーカー製Android機のリーク情報に強いアカウントのため、情報の確度もそれなりにありそうです。

同アカウントが伝える情報によると、Snapdragon 888 Proは既に中国メーカーがテストを実施している段階にあり、2021年第3四半期(7月〜9月)にも搭載製品が投入されるとのこと。

ただし一方で、今回の情報では詳細スペックなどは明かされていません。


名称からはSnapdragon 888のバリエーションと目される888 Proですが、クアルコムでこのような既存プロセッサの刷新版といえば、例えば昨年投入された「Snapdragon 865 Plus」の前例があります。

同プロセッサはSnapdragon 865からCPUやGPUのクロックが向上しただけでなく、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.2への対応が行われました。なお、Snapdragon 888は両機能をすでにサポートしています。

ちなみに名称という点では、クアルコムは昨今Snapdragon 855 Plusや865 Plusなど、後から追加される上位モデルに「Plus」の名称を利用しています。しかし過去には「Snapdragon S4 Pro」を投入するなど、Proの名を冠した製品も存在していました。


現在モバイル向けプロセッサは激しい性能向上競争が繰り広げられており、韓国サムスンはAMD GPUを搭載したExynosプロセッサを投入するとの噂もあります。また例年どおりなら、今年の第3四半期には米アップルの次期iPhoneにも新型プロセッサが搭載されることでしょう。

そんな中でクアルコムとしては、こういったライバルに対する対抗手段を備えておきたいところ。そうした流れで考えると、Snapdragon 888 Proの投入は、十分納得できるストーリーとは言えそうです。


Source: Weibo

Via: WccfTech