Snapdragon Spaces

スマートフォン用SoC(プロセッサ)や通信機器で知られる米クアルコムは、AR(拡張現実)スマートグラス向けの開発プラットフォーム「Snapdragon Spaces」を発表しました。


クアルコムといえばAR/VR(仮想現実)デバイス向けプロセッサ「Snapdragon XRシリーズ」を展開するなど、AR分野には以前から注力していました。また今年7月には独自スマートフォン「Smartphone for Snapdragon Insiders」を発表するなど、自社プラットフォームの拡大にも熱心です。

今回発表されたSnapdragon SpacesはARスマートグラス向けに機械認識技術を提供し、さらにアプリケーション開発を支援するためのプラットフォームです。

内容としては、ジェスチャーやハンドトラッキングを含むユーザーと周囲環境を把握するHINS SAS社の技術に加えて、Unreal Engineなどの3Dエンジン用ソフトウェアキット、OpenXRやナイアンティックの「Lightship」、Unityの「AR Foundation」のサポートなどが含まれています。


ハードウェアメーカー側のパートナーも既に公開されており、大手では中国レノボ(傘下の米モトローラ含む)やOPPO、シャオミなどが参加。とくにレノボは、自社のARスマートグラス「ThinkReality A3」とモトローラのスマートフォンを組み合わせたソリューションを提案する予定です。

さらに5G体験を提供する通信キャリアとしては、T-Mobileなどに加え、NTTドコモも名を連ねています。


Snapdragon Spacesは一部開発者向けのアーリーアクセスがすでに始まっており、一般提供は2022年春を予定しています。

米フェイスブックがレイバンとコラボレーションしてスマートサングラスを発売したり、ナイアンティックからの製品投入も予告されていたりと、じわりと盛り上がりをみせるARスマートグラス業界。

クアルコムのSnapdragon Spacesは、同分野のさらなる展開を下支えすることが期待されそうです。


Source: Qualcomm