ソフトバンク、14日にもArm売却成立との報。約4.2兆円、NVIDIAの筆頭株主に?

ただし独禁法の精査も入ると予想されます

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年09月14日, 午前 07:30 in Softbank
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REUTERS/ Mike Blake
REUTERS/ Mike Blake

ソフトバンクによるNVIDIAへのArm売却が、今週にも完了する見通しだと報じられいてます。この取り引きは8月にはうわさとして上がっていましたが、交渉が最終調整段階に入ってきたと複数のニュースサイトが伝えています。それら情報によれば、NVIDIAによる買収は現金およびNVIDIA株で行われる見込みで、その額は合計で約400億ドル(約4兆2000億円)以上とされます。

ソフトバンクは2016年にArmを320億ドルで買収しているため、単純に考えれば80億ドル(約8500億円)ほどの利益を上乗せしての売却となります。これによりソフトバンクはNVIDIAの筆頭株主になるとのこと。

ソフトバンクは5月に新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的な株安の影響を受け、特に投資事業における損失が膨んだ結果、過去最大となる9615億円の損失を出しました。その後8月に行われた2020年4~6月期の連結決算の会見では、CEOの孫正義氏はArmの売約も含め、損失の穴埋めに聖域なき改革をしていくとの考えを表明していました。

一方、Armは7月にIoT事業およびデータ事業を切り離してソフトバンク・グループへ移管すると発表していました。しかしこの話もNVIDIAの買収の話が持ち上がった8月にとりやめ、Arm傘下の独立起業として引き続き維持することにしています。

もしNVIDIAへのArm売却が成立すれば、それは史上最大級の半導体企業買収になるとされます。NVIDIAはArmを手に入れることでモバイル向けSoCからスーパーコンピューターに至るまで、あらゆるコンピューター分野で影響力を持つことになりそうです。

ただ、NVIDIAによるArm取得は独占禁止法関連当局による精査対象になることが予想され、それが長引く可能性も指摘されています

source:Reuters, Bloomberg

 
 
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