Nest Hub
Brett Putman / Engadget

先日FCCへの登録が見つかっていたGoogle の「インタラクティブデバイス」新製品について。

Google 系のうわさに強い 9to5Google は情報筋の話として、新製品は次世代 Nest Hubで、Soli レーダーを使った睡眠トラッキングの機能を備え、2021年に発売見込みであると伝えています。

Googleの次期スマートディスプレイはSoliでのジェスチャーに対応か。新デバイスがFCC通過

Google の Nest Hub (旧 Google Home Hub) はスマートディスプレイ、あるいはディスプレイを備えたスマートスピーカー。Amazon でいう Eco Show のように、声で会話操作のほか画面表示もできるスマートホーム製品です。

先日FCC(連邦通信委員会)への登録書類から見つかった新デバイスは WiFi に加え、各種センサや照明などスマートホーム機器と接続してハブになれる Zigbee低電力無線と、Google Pixel 4 も採用していた Soli レーダーを搭載することが分かっていました。

Google の Soli は、ミリ波レーダーで離れた物体の形状や動き、材質などを取得できるセンサ。スマートフォンやスマートウォッチにも搭載できる超小型と低消費電力、独自の機械学習パイプラインで細かな指のジェスチャを含むさまざまな動きの認識に活用できることが売りです。

Soli は2019年の Pixel 4 / Pixel 4 XL で初めて製品に搭載されたものの、Pixel での使われ方は「端末の前で手を振って音楽の曲送り、着信の消音」「離れたところで手を動かしてピカチュウやイーブイを撫でるデモアプリ」など、ユーザーにとっては画面を触ったほうが早いか、従来のスマホでも前面カメラを使ったギミックとして可能だった(けれど特に普及しなかった) ものばかり。

ユーザーが端末を取ろうと近づける手を認識して端末を起こし、赤外線カメラをすばやく起動することで顔認証アンロックを早める仕組みもありましたが、そもそも最近の端末の顔認識はかなり高速になり、端末を手にとった動きで認識を始める他社スマホに比べて歴然と快適にもなっていませんでした。

Googleはスマホでの活用に現時点であまり目がないと判断したのか、あるいは4ユーザーが物珍しさで試した分だけでテストとしては十分だったのか、最新の Pixel 5 では Soli を省いています。

(ただし Pixel 5自体がコストパフォーマンスを重視した製品で4よりも価格帯が安く、先進ハイエンド機能だから省いたとも解釈できます)。

今回 9to5Google は詳しい筋から得た情報として、FCCで見つかった新 Nest Hub (仮)は Soli を睡眠トラッキングに活用すると伝えています。

スマホは使われていないときにどう置かれているか分からず、電波もどの方向へ飛ぶのか、どの範囲の動きを認識できるか分かりませんが、据え置きのスマートディスプレイならば伏せたり壁に向かって置かれることはなく、Soli のモーション認識が活きることが想像できます。

現状の Nest Hub は最大サイズの Nest Hub Max のみカメラを搭載してビデオ通話などに使えますが、中間の Nest Hub はナイトスタンドに目覚まし時計として置かれることも多く、プライバシーを重視してカメラを搭載していません。

Soli ならばカメラを使わなくても、照明が落ちていても身動きなどを記録でき、睡眠トラッキングに使うのは理にかなっています(映像でなく動きならば寝室のプライバシーが保たれるかどうかはまた別の話ですが)。

リリース時期は、同じソースによると2021年のそう遠くない時期。FCCへの提出書類には、ビジネス上の理由から製品の外観やマニュアル等を一定期間非公開にするコンフィデンシャルリクエストが含まれていますが、そちらの期限は2021年夏になっています。

Sources: Google launching Nest Hub with Soli sleep tracking - 9to5Google