ソニーは4月12日、人の脳のように映像を認識する認知特性プロセッサー「Cognitive Processor XR」搭載テレビ「BRAVIA XR」を国内で発表しました。有機ELパネル採用の「A90J(83/65/55型)」や「A80J(77/65/55型)」などをラインナップします。

Cognitive Processor XR は、人が映像を見たときに、どこに注目するか(注視点)を検出し、それらを含めたさまざまな要素を横断的に分析。映像を最適化して、自然で美しく表示できるとソニーはいいます。例えば、映像の中で注目すべき部分や人、背景などを検出し、人が無意識に注目している部分を際立たせる処理を行います。

有機ELパネル搭載機では、パネル表面の温度分布を検知する温度センサーと自社開発の放熱用インナーシートを組み合わせた独自構造を採用。従来の有機ELパネルよりも鮮烈な輝きや漆黒をリアルに表現できるといいます。

液晶パネル搭載機には、独自の光学設計「X-Wide Angle」を取り入れたことで、液晶テレビの弱点とされていた高画質と広視野角を両立できるとのことです。

最新ゲーム機「PlayStation 5」ユーザーなら見逃せないポイントもあります。それは、X80Jを除く全機種がHDMI 2.1端子を搭載し、4K/120fpsのハイフレームレート映像出力や、コンテンツに応じて画質優先と低遅延優先の自動切替が可能な「ALLM」に対応すること。加えて、後日配信予定のソフトウェアアップデートにより、可変リフレッシュレートのVRRにも対応します。

このように「BRAVIA XR」は、新たなプロセッサーを搭載したことや、PlayStation 5 との親和性があるのが特徴ですが、音の強化も注目ポイントです。具体的には、Cognitive Processor XR で音声信号を高精度に処理し、映像と音のズレを防いだり、モノラルを除く音源を5.1.2chにアップコンバートしてくれます。

さらに、有機ELパネルを振動させて音を出す「Acoustic Surface Audio+」や、画面から音が出ているかのように音像を定位させる「Acoustic Multi-Audio」にも対応。全体的な奥行き感が増して臨場感のあるサウンドを楽しめるそうです。

BRAVIA XR
▲「XRJ-83A90J」の背面

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購入者向け特典として独自コンテンツも用意

A90J、A80J、X95J、X90J、X85J、X80Jは Google TV を搭載。聴履歴や趣向から個人に最適化されたレコメンドコンテンツがホーム画面に表示されるため、好きなコンテンツへのアクセスがしやすくなったそうです。

BRAVIA XR
▲Google TV のUI。※画像はイメージ

また、BRAVIA XR(A90J/A80J/X95J/X90J)購入者向けには独自のコンテンツサービス「BRAVIA CORE」を用意します。これは追加料金不要でソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの最新映画10本や、過去の名作、作品の舞台裏(英語音声)が2年間見放題になるというもの。IMAX Enhanced 対応作品を最大80Mbpsのストリーミング配信します。

BRAVIA XR
▲ BRAVIA CORE とは、BRAVIA XR 専用のコンテンツサービス。BRAVIA XR購入者特典として、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの最新映画から過去の名作映画へのアクセスが可能。※画像はイメージ

Source : BRAVIA XR

(更新:2021/04/12 17:53)文中の表現を一部変更したほか、PS5に関する内容を追記しました。