PSM
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ソニーがスマートフォン向けゲームに本格的な進出を計画しており、「PlayStation」の人気ゲーム関連作の開発を検討していることが明らかとなりました。

海外ゲーム情報サイトEurogamerは、SIEがPlayStation Studiosのモバイル部門責任者を募集する求人広告を出していることを発見しました。そこには「PlayStationの人気フランチャイズをモバイル分野で成功させることに注力する」との計画が明かされています。

また仕事には「PlayStation Studios内の新たなビジネスユニットの責任者として、モバイルリーダーのチームを構築し、拡大する」のも含まれているとのこと。モバイルゲーム部門を新設し、今後スタッフを増やしていく模様です。

ここに書かれている「フランチャイズ」とは、本編シリーズのナンバリングタイトルのみならず、関連ゲームやグッズなどの関連商品も含んでいる概念です。たとえば「ドラゴンクエスト」であれば「ドラゴンクエストウォーク」といったところ。PlayStationブランドなら「アンチャーテッド」や「The Last of Us」など本編ゲームのスマホ移植、ないし落ちものぱずる玉やアドベンチャーゲームといった外伝もありうるわけです。

今回の求人広告ではどのタイトルが対象となるかには触れてはいませんが、「3年〜5年の時間枠でモバイル製品のロードマップを作成」ともあり、実際のモバイルゲームが出るまでには数年かかる可能性もありそうです。

ちなみにソニーにはモバイル向けの「PlayStation Mobile 」レーベルがあり、スマホ向けアクションパズルゲーム『UNCHARTED: Fortune Hunter』を出しているほか、PC版の『ホライゾン ゼロ ドーン』も実はPlayStation Mobileから販売しています。

元をたどれば、PlayStation Mobileは「プレイステーション携帯」ことXperia PLAYと深い縁があります。本機の発売と同時に「I.Q.」や「JumpingFlash!」など初代PSを支えた懐かしのゲームが配信されましたが、これらは仮想マシンプラットフォーム「PlayStation Mobile」(略称PSM) 向けコンテンツでもありました。

PSMとは「PlayStation Certified」スマートフォンでもタブレットでも、PS Vitaでも同じ「プレイステーション」ブランドのゲームが遊べるというもの。別の初代PS1タイトルに限らず、開発者向けに環境を用意して新作の開発も促しましたが、結局のところ参加は拡大せず、2015年には完全終了しています。要はPSプラットフォームビジネスを自社ハード以外にも広げようとしたものの、志半ばに終わったしだいです。

フォートナイトやPUBG、CoDなどがスマホ向けフランチャイズで大成功を収めていることからも、ソニーが再びモバイル市場を開拓しようとする動機は大きいはず。かつてソニーがマイクロソフトとクラウドゲーム分野での協力を発表しながらも、その後に目立った動きがないのは、「スマホやタブレット上で据え置きゲーム機のタイトルをそのまま遊べる」クラウドゲーミングよりも、モバイルゲームに舵を切ったためかもしれません。

Source:Greenhouse

via:Eurogamer