SONY PCL
▲ 以前、東京・目黒駅近くのソニーPCL本社ビルに設置されていた、大型ディスプレイやカメラなどの機材。ここを拠点として、研究開発を進めていた

ソニーグループの関連会社であるソニーPCLは2021年10月14日、国内の映像制作拠点「清澄白河BASE」(東京都江東区石島2番14号)を年内に開設する、と発表しました。

清澄白河BASEは、国内で初めてソニーのLEDディスプレイ「Crystal LED」を常設し、バーチャルプロダクションスタジオなどの最先端技術と制作機能を有する、同社の新たなクリエイティブ拠点です。

ちなみに、バーチャルプロダクションとは、大型LEDディスプレイ、カメラトラッキングとリアルタイムエンジンを組み合わせた撮影手法のひとつ。

具体的には、大型ディスプレイに背景映像を表示し、その手前に物や人物を配置します。背景となる画像は、仮想的なジオラマのようなデータを作成し、そのデータとカメラを同期させることで、後処理なくCGと実写を組みあわせた映像制作が可能です。

バーチャルプロダクション手法を導入する利点は、光が反射しやすい商材や、背景が透けている状態を写す必要があるクリアな商材(飲料など)を撮影しやすい点、バーチャルな環境に演者が入り込んだような表現が可能な点、そして従来では海外や遠方でのロケーションを必要とする撮影でも現地へ行かなくて良い点など。

さらに、ロケ地まで出向かなくても、現地で撮影しているかのような映像を制作できる──という利点も、コロナ禍の新たな映像制作手法のひとつとして、各界から注目されつつあります。

同社は、「新たな表現手法を追求・実現したり、体験を生み出したりするほか、想像を超えるコンテンツを発信する場として活用したい」とコメントしています。


■ バーチャルプロダクション手法やソニーPCLに関するツイート