SpaceX, Flickr
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SpaceX社長のグウィン・ショットウェル氏は金曜日、全米宇宙協会がオンライン主催した国際宇宙開発会議で試験打上げを積み重ねてきたStarshipの初の軌道飛行について「7月を目指している」と述べました。

SpaceXは5月、Starship初の軌道飛行に関してはテキサス州ボカチカの自社施設から打上げ、ハワイ沖に着水、帰還させる計画をすでに明らかにしています。

ショットウェル氏は初の軌道飛行について「成功させたいと思っているものの、それが簡単ではないことは誰もが知っている」と述べつつも「本当に近い将来、そのシステムを飛行させるか、少なくともそのシステムの最初の軌道飛行を試みようと取り組んでいる」としました。

Starshipは将来的に月や火星にまで到達することを視野に入れて開発されており、軌道飛行はその実現に向けた大きな1歩になるはずです。またSpaceXが現在衛星や飛行士の打上げに使用しているFalcon 9はいまだ使い捨ての部分があるものの、Starshipはその全てを完全に再利用可能にすることを目指して開発され、人類の火星への入植実現のためには何十機もまとめて飛ばすことができるぐらいに開発を進め名蹴れ名ならないとショットウェル氏は述べています。

5月に初めてのプロトタイプの垂直着陸に成功するまで、SpaceXはStarshipの開発機をいくつも墜落・爆発させ、問題を潰しながら熟成を進めてきました。すでに高高度の打上げも達成済みですが、それが軌道飛行の成功を保証するわけでもありません。Starship初の軌道飛行のその日までに、いかに開発をスムーズに進められるかが鍵となりそうです。

ちなみに、CNNは6月16日の時点でStarshipの打上げに向けた作業は継続的な環境アセスメント対象であり、その評価如何では、より詳細なレビューが行われ、その結果が良好だった場合にはじめてFAAから打上げに関するライセンスが降りると報じ、さらにライセンス承認のプロセスに詳しい情報筋の見解として「これらの手続きは(SpaceXが目標としている)7月初旬に間に合うようには行われないだろう」との言葉を伝えていました。

Source:CNBC