Felix & Paul Studios/Time Studios/NASA
Felix & Paul Studios/Time Studios/NASA

人類が月に到達して52年、21世紀ももう1/5が過ぎましたが、相変わらずほぼすべての人は宇宙から青く丸い地球を見下ろしたり、宇宙での生活を体験することはできないままです。ようやくチケットを買いさえすれば、簡単に宇宙(と地球の境界)へ行ける時代にはなりつつあります。ただ、そのチケットはまだまだ庶民の手が届く額ではありません。まして、船外活動(EVA)を行って宇宙を漂うことなど、宇宙飛行士であっても全員ができるわけではありません。

しかし、われわれでもVRでなら宇宙空間を視覚的に体験することはできます。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した8人の宇宙飛行士によって、2年以上にわたって撮影された360度映像をもとに、4部構成で製作されたウェブコンテンツ「Space Explorers: The ISS Experience」のEp3~4(近日配信)では、宇宙空間での浮遊感を体験することができます。

このコンテンツの製作に携わったFelix & Paul Studiosは、360度VRカメラZ CAM V1 Proを宇宙空間の紫外線や極端に変化する温度、微小なデブリの衝突などに耐えられるようカスタマイズして、ISSの船外ロボットアーム「Canadarm2」に取り付け、宇宙空間での360度3D映像を撮影しました。このカメラは9個の4Kカメラを使い、8K解像度の3D映像や360度VR映像を撮影することができます。

NASAとともに企画を推進するTime Studioのエグゼクティブプロデューサー、ジョナサン・ウッズ氏は「宇宙ステーションの外側で、宇宙空間から地球を3D、360度映像で撮影するというのは過去にない試みでした。この革新的な、いまから5年以上も前にこの夢のプロジェクトが始まったことを思えば、いまこれが実現したことは興奮を通り越してシュールでさえあります」と述べています。

なお、この映像は日本ではKDDI「auスマートパスプレミアム」会員限定コンテンツとして、サービスが提供するVRプレイヤー対応のスマートフォンで視聴可能とのこと。またVRヘッドセットOculusの専用ストアでも、Oculus Rift、Quest、Quest 2ヘッドセットのコンテンツとして提供されています

対応するサービス加入者や、対応機器をお持ちの方は、宇宙空間をバーチャルながら体験するチャンスです。

Source:Felix & Paul StudiosKDDIOculus