SpaceX、宇宙船StarshipプロトタイプSN5の150m離陸試験を無事に完了

空飛ぶスプレー缶

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年08月5日, 午後 02:40 in test flight
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SpaceX(Twitter)
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SpaceXの大型宇宙船Starshipのプロトタイプ”SN5”が、8月4日に150mの浮上試験を実施、無事に着地も成功させました。このプロトタイプ高さ30mほどで、推進用のRaptorロケットエンジンを1基だけ搭載したバージョン。浮上試験ではロケットの点火とともにこの巨大なヘアスプレー缶がゆっくりと浮上し、上空で水平移動をした後、発射台のそばにある着陸パッドに降り立ちました。.

このプロトタイプはロケットの胴体にエンジンをくっつけただけの代物で、Starshipの大きなノーズコーンや、フラップ、段間部などはまだない状態ですが、今回の浮上試験で最も重要なのはRaptorエンジンと燃料タンクでした。

ロケットの設計において最も難しいのがエンジン制御部とされます。機体を上空へと押し上げる推進力を生み出すこの部分は、配管を通じてタンクからエンジンへ燃料と酸化剤を確実に供給しなければなりません。タンクはこれらの液体燃料を超低温に保ちつつ、軽量であることが求められます。

今回の浮上試験では、適切な推進力を得つつ、スターシップの特徴でもあるステンレス鋼製の機体構造が、打上げと着陸という、過酷な状況に耐えて動作することが確認されました。SpaceXは約1年前に”Starhopper”と名付けたレトロな炊飯器のような形状のプロトタイプ機で150mの浮上試験を行って移行、テキサス州ボカチカの施設でいくつかのプロトタイプ機体で燃料用の圧力容器を破裂させてきました。

今回の試験でSN5の機体はその役割を終えると考えられます。SpaceXはすでにSN6およびSN8の準備を進めており、特にSN8ではノーズコーンフェアリングや飛行制御システムが搭載され、Raptorエンジンも3基に増やすなど、Starshipの完成形により近づいた姿になると考えられます。そしてこのSN8では高度20kmに達する試験飛行が行われる可能性があるとされます。

Loren Elliott via Getty Images
Loren Elliott via Getty Images

また、Starshipには最も 推進力を要する打上げ用の1弾目ロケット”Super Heavy”も用意しなければなりません。SpaceXはSuper Heavyを構築するための専用ベイの建設も数週間前より開始ししています。

sourcce:NASASpaceflight(YouTube)

via:Ars Technica

 
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