魔法を撃ち、空を飛ぶ。新感覚バトロワ「Spellbreak」レビュー

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堀江くらは
堀江くらは, @kuraharu
2020年10月5日, 午後 12:01 in PS4
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9月初頭に正式サービスが開始された「Spellbreak(スペルブレイク)」というゲームをご存じでしょうか? 本作は基本無料で遊べるバトルロイヤルゲームで、多くのハード( PlayStation 4 /Nintendo Switch /Xbox One /PC)で遊べるだけでなく、この全プラットフォームでのクロスプレイ・クロスセーブに対応。そしてなにより、バトロワでありながら銃ではなく魔法で戦うという点で話題になったアクションゲームです。9月末にはプレイヤーが500万人を突破し、人気のほどが伺えます。

関連リンク:Spellbreak

本作は時間と共に狭くなっていくマップを探索しながら、チェストを開けて武器や装備品などを入手、最後まで生き残ったプレイヤー(チーム戦の場合はチーム)が勝利するという、バトロワゲームの基本はしっかり押さえながらも、「魔法」を用いた特徴的なアクションや世界観がスパイスとなり、一味違うプレイ感を味わえるゲームとなっています。

プレイヤーはバトルメイジとなり、魔法のガントレットを両腕に装備。属性攻撃を繰り出したり、魔法の力で空中を浮遊したりと、魔法の力を駆使したアクションを用いて戦うことになります。

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世界観がいままでのバトロワ系とは違うことが一目でわかるグラフィックも魅力です
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■銃ではなくガントレットで属性攻撃! 浮遊アクション

上述した通り、本作は銃ではなく魔法の力で戦います。魔法には火や氷といった属性を持つ「クラス」が存在し、プレイヤーはマッチング画面で好きなクラスを1つを選び、選んだクラスのガントレットを装備して戦場に赴きます。

試合中、最初に選んだクラスやガントレットの属性は変更することはできませんが、マップにあるチェストから別属性のガントレットを入手した場合、何も装備していないもう片方の腕にサブウェポンとして装備することができます。

また、クラスには属性の他にも固有の4つのスキルが存在。ゲーム開始時は1つのスキルだけが解禁されていますが、安全地帯に入るたびに次のものがオープンされていきます。

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現在実装されているクラスは6種類。属性は炎・氷・雷・石・風・毒が存在します。画像は炎を使うクラス「パイロマンサー」
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パイロマンサーのクラススキル。安全地帯に入るたびレベルの高いものが解禁されます
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ガントレットは小さな球を撃つ「呪文」と、強力な攻撃を放つ「魔術」の種類の攻撃を放つことができます。呪文は「マナ」を消費し、魔術はクールタイムが設定されています。この魔術とマナがそれぞれ本作の肝となっているように感じます。

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炎属性の呪文は火の玉を飛ばすオーソドックスなもの
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石の呪文は特殊で、地面にいる敵にのみヒットします
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炎属性の魔術は炎の壁を設置するもの。しばらくフィールドに残ります
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■魔術は組み合わせで強力になったり、無効化したりが可能

まず、魔術は1つの属性でも強力ですが、2つの属性の魔術が合わさることで様々な効果が発生、さらに強力な攻撃になったり、逆に効果が打ち消されることもあります。例えば、火属性の魔術は単体では炎の壁を作るものですが、そこに相性のいい石属性の魔術を撃てば燃えた岩を飛ばすことが可能ですし、相性の悪い氷の呪文を撃てば鎮火され無効化されてしまいます。

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炎の魔術に巨大な岩を撃つ石の魔術を打ち込むと、燃えた岩石砲となり火力がアップ
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炎の魔術に相反する氷の魔術をぶつけると無効化されます
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このように、相性のいいガントレットを装備し、強力な合体魔術で攻撃したり、相反する属性の攻撃で相手の魔術を相殺・無効化することで戦いを有利に進めることができます。

■マナの管理が大事なシステム

もう一つの重要な要素である「マナ」は呪文を使用する際に使い、これがなくなると呪文は使用不可能になります。マナは瞬時に回復しますが、相手に隙を見せることになるので注意が必要です。FPSシューター風に例えると、マナの存在で「弾数は無限だが、リロードは必要」といった感じになっています。

さて、このマナですが呪文だけではなく、「浮遊」にも使用します。浮遊は要するにホバリングで、ジャンプの時間や飛距離を伸ばし、逃げに使ったり、相手の頭上から攻撃するのに使用します。

浮遊は頻繁に使うことになりますが、マナを使用するため、浮遊で逃げながら攻撃をしたり、攻撃後浮遊で距離をとったりするにはマナの管理が重要になります。必要になります。実際にプレイしていると、マナを気にせずに浮遊したため、着地時に攻撃できずに困ることが多かったです。

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初めから使える浮遊は本作で最も使用するアクションの1つです
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また、本作のアイテムには5段階のレアリティが設定されています。ガントレットはレア度が高くなるほど攻撃力が高くなり、マナの消費率も下がります。

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レアリティの高い武器を集めるのが勝利の一番の近道です
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■タレントやルーンなど、その他の要素も

さて、本作のアイテムはガントレット以外にも、装備アイテムや消耗品がある他、本作の特徴的なアイテムとして「スクロール」や「ルーン」などが存在。装備アイテムは移動速度の上がるブーツや、シールドを得られるようになるベルトなどが、消耗品にはポーションやシールドの欠片等があります。

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マップに点在する「マナの部屋」とよばれる地点。ここからは最高レアリティの武器を手に入れることが可能ですが、激戦区でもあります
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スクロールは読むことで「タレント」の性能が上昇します。タレントは試合前に装備できるボーナス能力のようなもので、移動速度を上昇させたり、バリアを発生させたりするなどの固有の効果を持っています。自分のプレイスタイルに合ったタレントを探すといいでしょう。

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タレントは試合前に、タレントポイントの範囲内で装備可能です。また、タレントは各クラスのレベルアップで解放されていきます
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ルーンは補助呪文的な効果を持ったアイテムで、クールダウンこそ設定されていますが、何度でも使用することが可能です。ルーンには相手の位置を特定するものや、かなり高くジャンプできるもの、一定時間透明になるものなどが存在し、レアリティが高くなるほど効果も強力になっていきます。

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透明になれるルーンは安全な移動には最適
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汎用性が高いの跳ぶタイプのルーン。戦闘にも移動にも役に立ちます
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■戦闘面では上をとることが大事!  ステルスも可能

さて、本作のシステムを簡単に説明しましたが、実際にプレイしてみると予想以上に今までのバトロワゲームと異なるプレイ感覚を味わうことができます。

特にそれが感じられるのが撃ち合いの際。まっすぐ飛ぶだけの銃の弾とは違った挙動をする呪文や魔術で撃ち合うことや、浮遊やルーンの存在がエイムを難しくしており、相手の飛びの挙動を読んだり、着地を狙ったりといったテクニックが必要となります。

また、高所をとるのはどんなゲームでも強力ですが、本作はルーンを活用して空高くから相手を狙い撃つ動きも強力です。こちらも操作にはちょっとした慣れがいります。

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高所をとれ、とはいいますが、打ち合い中に空を飛ぶことは中々ありません
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また、終盤には狭いマップでの魔術の撃ち合いになることが多くなり、カオスな混戦になりがちです。魔術は判定が地面に残るものも多くいので終盤の戦闘は周囲の状況を的確に把握するひつようがあります。因みにに自分の魔術に当たってもダメージを受けるので、狭所で戦うと自分でまいた毒や、設置した炎の壁などで自滅することも……。

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終盤はただでさえマップが狭いのに、宙を舞ったり、呪文で安全な場所が減ったりとカオスな展開に
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また、本作では戦闘を避けるステルスプレイも工夫を凝らせば可能です。透明になれるルーンを活用して敵から逃げたりもできますし、マップに点在する茂みに入ってしゃがんでいれば意外と見過ごして貰えます。

本作はマップにチェストが多く配置されていることもあって、装備の整っていない序盤から積極的に戦闘するメリットがあまりまりません。それ故にこうした非戦プレイはかなり有効です。

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気付かれて……いない
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総評として、本作は魔法による独自のアクションや世界観が、今までのバトロワ系とは一味違った魅力をかもしだしているゲームです。瞬間的なエイム力よりも、状況把握や立ち回りなどの方が求められるので、バトロワ系未プレイの方にもオススメできるタイトルではないでしょうか。1プレイが15~20分と短く、軽いプレイ感のゲームですので、試しにプレイしてみてはいかがでしょうか? 

一方で、現在はクラスの数が6つしかなく、ルーンやタレントの数も多いとは言えないため、マンネリ化しやすい気もします。今後のアップデートで新たなクラスやルーンが登場すれば属性の組み合わせや、立ち回りの幅も広がるので、今後の拡充に期待したいポイントです。とはいえ、本リリースから1か月足らずでアップデートが来たことを踏まえても、今後も十分に楽しめるタイトルといえるでしょう。

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優勝するとストレートな表現で祝ってくれます
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