あの4足歩行ロボで新型コロナ遠隔医療を効率化。MITとの協業でバイタルサイン測定が可能に

新型コロナ患者の病態チェックも容易になります

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2020年08月21日, 午前 08:10 in Boston Dynamics
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BOSTON, MA - APRIL 23: Research Scientist Hen-Wei Huang, left, talks about Spot the Robot, during a demonstration at Brigham And Women's Hospital in Boston on April 22, 2020. The demonstration featured a new mobile telemedicine platform, Spot the Robot, designed in collaboration with Brigham researchers. Spot, a Boston Dynamics robot, reduces health care worker exposure to potential Covid-19 patients and helps conserve the use of PPE. The demonstration included the robots iPad feature which visually links a patient looking at the robot with a clinician who may be steps away for easy and safe communication. Spot the Robot is currently in clinical use in the Brighams Emergency Department. (Photo by Craig F. Walker/The Boston Globe via Getty Images)

Boston Dynamics社の4足歩行ロボット「Spot」は、軍用の貨物運搬などを目的としたBig Dogの流れを汲む歩行機能で知られる機体ですが、利用する環境に応じて幅広いカスタマイズができるのが特徴です。

今年4月には、新型コロナウイルス患者の診察を目的に、タブレット端末を搭載した「Dr.Spot」が登場しました。リモート操作で患者の元に向かい、画面越しに医師の診察が受けられるという仕組みで、安全な距離から診察できるとして複数の医療機関に配備されました。

参考記事:Googleの四脚ロボ、米軍から不採用通知を受ける (2015年12月)

今回、Boston Dynamics社とマサチューセッツ工科大学(以下、MIT)が協力し、この「Dr.Spot」をさらにカスタマイズ。離れた場所から患者の心拍数、血圧、体温といったバイタル情報を測定できるようになりました。

MITの研究者が公開した論文によると、ニューバージョンの「Dr.Spot」には、非接触で患者の心拍数や血圧を測定するモニタリングシステムと、赤外線で体温を測るセンサーが搭載されているとのこと。従来はタブレットを通して医師が患者と会話しながら状態を確認するのみでしたが、遠隔でバイタル情報が取得できることから、より具体的かつ適切な判断が行えるようになります。

新型コロナに感染しないためには接触しないことが重要ですから、こうした遠隔操作で詳しい診察が行えるのは、医師側も助かりますし、診察を受ける側の負担も減らせます。また、医師はマスクや手袋を装着する必要がないため、限られた医療物資の節約にもつながります。

現状はマサチューセッツ州ボストンにあるブリガム・ウイミンズ病院でテストが行われたのみですが、結果は有望とのことで、今後さまざまな医療機関での活躍が期待されます。

Source:TechRxiv「Agile mobile robotic platform for contactless vital signs monitoring」

 

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