HomePod
Apple

音楽ストリーミングサービスSpotifyのユーザーが、HomePodに対応していないことに不満を募らせており、一部の顧客が解約してApple Musicなど競合サービスに移行する寸前だと報じられています。

アップルは2020年6月のWWDC(世界開発者会議)にて、HomePodがサードパーティの音楽サービスに対応することを発表しました。その数ヶ月後にAmazon MusicやPandora、iHeartRadioなど対応アプリが紹介されましたが、注目すべきはリストから漏れていたSpotifyです。

それから数週間後、Spotify Communityフォーラムに機能リクエストが投稿され、HomePodのサポート追加が求められていました。が、Spotifyは行動を起こさないままです。

さらに今年8月、SpotifyはアップルのAirPlay 2サポートに取り組んでいるとのコメントを発表しました。もし実現すればアップル製品ユーザーはHomePodを通じてSpotifyの楽曲を聴けるようになりますが、HomePodでのネイティブサポートではなく、Siriを使ってHomePodに曲をかけてと頼めるわけではありません。

頑なにHomePodに対応しないSpotifyに対しては、公式フォーラムでも「子供じみた行動」や「これはジョークでしかない。どうしてまだ提供しないのか...どれだけの人がここに来て、これを見て、そのままキャンセルしたことか。なぜSpotifyが彼ら(HomePod)をサポートするのがそんなに難しいのでしょう」といった声が上がっています。

こうした不満を抱えた多くのユーザーらが、Apple Musicの3カ月無料トライアルを始め、それが終了する前にSpotifyがHomePodをサポートしなければ契約を更新すると訴えています。「何ヶ月も(HomePod)統合に関する情報が何もない...他のサービスは統合に興味を抱いているのに、なぜSpotifyにお金を払わなければならないのか」という具合です。

この件への投票数が記事執筆時点では4400を超えていることからも、Spotifyが気にかけていないとはあり得ないと思われます。この要望は「ライブ・アイデア」と題されており、Spotify公式も「あなたの提案は必要な票を集めており、あなたのフィードバックはSpotifyの内部チームに届いています」とコメント。が、それも5ヶ月以上前のことであり、現状に関する情報は提供されていません。

なぜSpotifyがHomePodのサポートを拒否しているかは、依然として不明です。同社は過去にアップルを「反競争的」と呼び、他のサービスがApple Musicと競合するのを困難にしていると非難していました。しかしHomePodでApple Musicと同じ扱いを受けるチャンスを与えられたことには、あまり興味がない模様です。

たしかに他社サービスへのHomePod開放が発表された当時は、HomePodは高価なニッチ製品の感がありました。が、2020年末に約1万円の安価なHomePod miniが投入されて以来、しだいにユーザーが増えていると見られています。

米MacRumorsが過去数か月にわたってHomePodのサポートにつき問い合わせたところ、Spotify広報は返信を拒否したとのことです。今後も回答はない可能性がありますが、何か動きがありしだいエンガジェット日本版でもお伝えする予定です。

Source:Spotify Community

via:MacRumors