SSC NA
SSC NA

SSC North Americaが、自社のスーパーカーSSCトゥアタラで記録した、量産車の世界最高速度532km/hに対し、インターネット上では本当にそんなスピードが出たのかどうか、という論争が巻き起こりました。

ギネスが定める自動車最高速記録の計測方法は、一定の距離を走行するのにかかる時間を往路と復路の2本計測し、その平均をとる方式。SSC NAはトゥアタラの走行で往路484.53 km/h、復路532.93 km/hを記録し、平均508.73km/hで世界新記録となったはずでした。

ところが、Redditの自動車関連スレッドで広まったのは、このタイム計測の様子をとらえた映像におけるテレメトリー表示と背景の流れていくスピードが、ケーニグセグ・アゲーラRSが当時の世界記録を出した際の映像に比べて速くなく、さらに画面に表示されるテレメトリーデータが走行の様子とリンクしておらず、実際はこのマシンが450km/h程度しか出ていない可能性があるとの指摘でした。

ここでタイム計測が正しいことを証明できるのは、最高速度の算出に用いられたGPSの位置情報と走行時間に関するデータですが、トゥアタラに搭載されたGPS機器のメーカーDewetronは、SSC NAが記録に挑戦する際に立ち会っていなかったため、速度の算出に使用したGPSのデータも持っていないと述べました。

SSC NAの創業者ジェロッド・シェルビー氏は、問題の動画について「原因は不明ながら編集における混乱があったため、SSC NAのチームが動画の公開前にその正確性を再確認していなかったことを残念に思います」と述べました。そしてチームは動画に不正確な情報が含まれていることにすぐに気づかなかったこと、データロガーの記録と動画をオーバーレイしたポイントにズレがあった可能性があることを認めました。

そして、いったんは実際の映像から間違いなく最高速度記録が樹立されたとわかる動画を改めてリリースする予定だと述べたものの、再編集した動画を公開したところで完全に疑いは晴れないとして、ジェロッド・シェルビー氏は「非常に近い将来」にもう一度、SSC トゥアタラで最高速度記録への挑戦を行う意向を発表しました。

そして、問題を指摘した主な人物としてYouTuberのShmee150をはじめ数名を招き、実際に改めて最高速記録への挑戦を観てもらうつもりだとのことです。

source:Autoblog