SSC North America
SSC North America

米国のスーパーカーメーカーSSC North Americaが、ネバダ州のハイウェイ約11.3kmを貸し切り、量産車の世界最高速記録を更新しました。出力1750hp(1774ps)を誇るSSCトゥアタラは、一定区間における往復2本のタイム計測を行い、その平均を取る最高速度測定において508.73km/hを叩き出し、これまでスウェーデンのケーニグセグ・アゲーラRSが保持していた447.19km/hを打ち破りました。

世界最速のスーパーカーといえばブガッティ・シロンなのではという人もいるはずですが、シロン・Super Sport 300+が記録した最高速度490.48km/hは往復でなく、片道だけで計測された速度であるため、ギネスが定める公式の最高速記録には残されていません。そしてそれも、もはや往路で484.53 km/h、復路では532.93 km/h、平均で508.73km/hという記録を出したSSCトゥアタラのまえには意味を成さなくなりました。

Will Lipman / SSCNA
Will Lipman / SSCNA

また、アゲーラRSが保持していた1マイル区間および1km区間での最高速記録も塗り替え、1マイルで503.92km/h、1kmでは517.16km/hという記録を残しています。

ステアリングを握った29歳のドライバー、オリバー・ウェブは「横風の影響がなければまだまだ行けた」とコメントしており、元ピニンファリーナのジェイソン・カストリオタがデザインしたマシンにはまだ速度を伸ばす余裕があったことを示唆しました。

Will Lipman / SSCNA
Will Lipman / SSCNA

SSC North Americaは、トゥアタラの先代車となるアルティメットエアロでも、当時の世界最高速度を誇っていました。しかしその座は3年後にブガッティのヴェイロン・Super Sportに奪われ、さらにケーニグセグ・アゲーラRSのもとへ渡りました。創業者のジェロッド・シェルビーは、設計開始から10年の歳月をかけてトゥアタラを熟成し、今回の目標達成を成し遂げました。

Will Lipman / SSCNA
Will Lipman / SSCNA

Bloombergによれば、2021年に生産が予定される12台のSSCトゥアタラはすでに売約済み。そして、SSC North Americaは現在、トゥアタラの「弟分」となる車の開発を計画していると伝えています。その車は800~900hpの出力を発揮し、トゥアタラの190万ドルに比べ40万~50万ドルという”低価格”になるとされています。

source:SSC North America