SpaceX「1週間ほどで」完成形に近い試作Starshipの18km上昇帰還試験を実施へ

マスクCEOが申しております

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年09月14日, 午後 12:30 in SpaceX
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Darrell Etherington/TechCrunch
Darrell Etherington/TechCrunch

SpaceXが月や火星へ飛行士を送り届けるために開発中の大型ロケット兼宇宙船Starshipは、これまでにSN5およびSN6と呼ばれるプロトタイプで高度150mの浮上試験を実施し、それを無事に成功させています。また次に浮上試験をする機体は給水塔のような形でなく、より完全な姿に近づくと伝えられていました。

そして、マスクCEOは9月12日、Twitterで「あと1週間ほどでノーズコーンやフラップを備えたSN8プロトタイプの準備が整い、地上燃焼試験や各部の点検をこなしたうえで、6万フィートへの上昇および帰還試験を行う」と述べました。

地上燃焼試験(static firing test)はロケットを地上に固定した状態でエンジンに点火して行い、推進装置の状態や性能を確認するための試験。これまでのStarshipプロトタイプはRaptorロケットエンジン1基だけで最高150mまでの常勝だったのに対し、SN8は6万フィート(約18km)もの高さまで上昇するため、3基のRaptorエンジンを搭載すると予想されています。Starshipは最終的に6基のRaptorエンジンを搭載し、約100人の飛行士を宇宙へ送り出すことが可能だとされています。

まだSN8の上昇&帰還試験の具体的な日程は伝わってきません。また高度18kmは、国際航空連盟の定める宇宙空間(100km)までの道のりとしては1/5ほどの地点でしかありませんが、これまでの数百mの浮上と比べればはるかに大きなステップと言えるはずです。

宇宙空間への到達にはまだ時間がかかるかもしれないものの、Starshipが完成に近づけば、イーロン・マスクCEOの宇宙旅行や惑星間飛行の夢も実現に近づくことになります。

source:Elon Musk(Twitter)

 
 
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