Apple CEO Steve Jobs with new AppleTV at Apple announcement in San Francisco, Wednesday, Sept. 1, 2010. (AP Photo/Paul Sakuma)
AP

アップルの共同創業者のひとりで元CEOスティーブ・ジョブズを含む米国の偉人達の彫像を、今後建設予定の国立庭園に飾って追悼する大統領命令にトランプ大統領が署名したことが明らかとなりました。

今週初めに出された大統領命令は、昨年7月に出された「アメリカン・ヒーローズ国立庭園(National Garden of American Heroes)」を設立する命令の改訂版であり、建設のための省庁間タスクフォース創設を命じたものです。そこにはトランプ大統領による庭園計画の意図と、どのような庭園となり彫像が飾られる偉人の顔ぶれはどういったものかが概説されています。

命令書によれば「国立庭園は、わが国の時代を超越した例外主義(独特の価値観や価値や政治システム、歴史ゆえに米国は特別な国という考え方)の素晴らしさを反映するために建設される」「老若男女の市民が偉大さへのビジョンを新たにし、私が議会で最初に行った演説で全ての米国人に与えた課題に取り組める場所となるだろう」とのこと。

そうした理念のもと、彫像とされる偉人らは「大胆さと反抗、卓越性と自信、忠誠心と愛の米国精神を具現化する」ため選ばれたとされ、基準は米国の歴史に「不可欠な」貢献をしたことと述べられています。

もともと本命令が出されたのは、フロイド氏暴行を発端とするBLM運動の高まりのなか、19世紀の南北戦争で奴隷制を支持したロバート・E・リー将軍などかつて英雄とされた人物の銅像が相次いで撤去される動きに、トランプ氏が反対したことがきっかけです。 「そうした破壊行為に直面して、この暴力に強く反対し、米国の英雄を新たに讃える記念碑を通じて、我々の偉大な国民的な物語を未来の世代に平和的に伝えることが、米国人としての私たちの責任です」という、トランプ氏の思想が強く反映されたものです。

彫像とされる偉人の候補は長いリストに綴られており、ジョブズもその一人に過ぎません。ライト兄弟やアルバート・アインシュタイン、ジョニー・キャッシュやビリー・ホリデイ、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアなど発明家や科学者、歌手から公民権運動家や政治家まで各界の名士らが名前を連ねています。

国立庭園の建設地をどこにするかの場所や予算の決定は、次期民主党・バイデン政権の内務長官の元で行われることになります。上記のようにトランプ氏がBLM運動に反発した文脈の中で発せられた命令であることから、今後どうなるか行方を見守りたいところです。

Source:The White House

Via:AppleInsider