Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images
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米Amazonが、ClubhouseやTwitter Spaces、Spotify Greenroomに類似する、ライブ演奏イベントに特化した新しい配信サービスに多額の投資を行っていると、Axiosが情報筋から得た話として報じています。このサービスはAmazon Musicのアカウントで利用でき、ライブ演奏イベントにアクセスできるようになるとのこと。

Axiosが得た話では、このサービスは通販巨人の音楽部門が主導して構築が進められており、ポッドキャストやミュージシャン、有名人のライブパフォーマンス(音楽、トーク、ショーイベント)に対してユーザーが対価を支払うと言うものになるとのこと。わかりやすくいえば、ライブハウスや劇場のような”ハコ”もののイベントをネットワークサービス化して提供するイメージ。Amazonはサービス構築のため、メジャーなレコード会社に打診しているところとされます。

Amazonには、すでに2014年に買収したライブ配信サービスのTwitchがあります。ゲーム配信に強いTwitchで、ライブオーディオサービスを展開することも考えているとされますが、これもいつ頃どんな格好で実現するのかはわかりません。Amazonは他にも2020年にPodcast配信サービスのWonderyを3億ドルで買収しており、もしかしたら今回の動きはWonderyのプラットフォームを活用したものになる可能性も考えられます。

いずれにせよ、コロナ禍のせいで音楽シーンはライブ演奏会場が次々と閉鎖され、ミュージシャンたちは演奏の場を奪われつつあります。独自に有料でライブ演奏配信を行っているアーティストもいますが、Amazon Musicのような、より利用しやすいプラットフォームがライブ演奏配信を提供すれば、音楽ファンにとっては気軽に参加できるイベントの場として歓迎されるかもしれません。

ちなみに、ここ最近のAmazonは、オンラインよりもオフラインサービスのほうで活動が目立っています。今月はじめには、会社としての廃棄物削減のために返品された商品と過剰在庫品に対する2つの取り組みを新しく始めました。さらに、ケンタッキー州シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港には15億ドルを投じて自社専用の空輸拠点「Amazon Air Hub」を設置したほか、最近では米国内に百貨店のような大規模小売り施設を複数オープンする計画も報じられています。

Source:Axios