Phil Noble / reuters
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パンデミックの発生前、米Amazonは売れ残った電化製品や日用品を安値で売りさばく実店舗のディスカウントストア構築を検討していたと伝えられています。しかしBloombergに語った元従業員の話によると、この計画はパンデミックの影響もあり、実現には至っていません。

Amazonは2019年に米国のモールやショップに自社製品を展示するポップアップストアを設置していました。この試みは、オンラインから対面販売への分岐の可能性評価するための試験的試みでしたが、当時は「幅広い選択肢のひとつ」としつつも、新型コロナウイルスが感染を拡大し始めて人々が街から消え、収益化が難しくなることが予想されたためにこの戦略をいったん終了する決定を下したとのこと。

Amazonはオンラインで商品を売る以外にも生鮮スーパーのWhole Foods、Amazon Goといった実店舗を持っており、じわじわと実店舗での商品販売も拡大しつつあります。ただ、昨年は食料品配送サービスAmazon Freshの実店舗を展開しはじめたばかりであり、ディスカウントストアよりもそちらに集中したい考えもあったかもしれません。

とはいえ、日用品と電化製品は米Amazonでも販売数の多いカテゴリーでもあることから、売れ筋でなくとも安い商品を求める人をターゲットにディスカウントストアへ在庫をはけさせれば、全体での売り上げ向上にはつながりそうです。もちろんそのためには新型コロナウイルスのパンデミックが収まらなければなりません。

Source:Bloomberg