「太陽と地球を鏡に写した」ような恒星と太陽系外惑星候補みつかる。地表温度は約5℃

確度は85%

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年06月8日, 午前 06:50 in Space
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HYPERSPHERE/SCIENCE PHOTO LIBRARY via Getty Images

独マックスプランク研究所の研究チームが、地球に非常によく似た条件で恒星を周回する太陽系外惑星KOI-456.04を発見しました。

これまでに多く見つかっている系外惑星は、その多くが太陽よりも小さな赤色矮星を周回しており、ハビタブルゾーンにあっても恒星からのフレアや放射線の影響を受けて生命の存在には厳しい環境の可能性が推測されるものがほとんどでした。

一方、KOI-456.04は地球の約1.9倍の大きさで、太陽とほぼ同じ大きさ/明るさの恒星Kepler-160からほぼ太陽~地球間と同じだけ離れ、約378.4日で公転していると推測されます。マックスプランク研究所は、この恒星と系外惑星をまるで「太陽と地球を鏡に写した」ようだと報告しています。

また、地球から約3140光年の距離にあるKeplar-160の表面温度は約5200℃(太陽は約5500℃)と推測され、研究者らはもしこの惑星に地球と同じような大気があれば、地表の平均温度は約5℃ほどになると考えています。つまりもし地表に水があればそれは液体で存在し、生命が存在する可能性も高いと考えられます。

なお、記事執筆時点でこの惑星が存在する可能性はまだ85%とされています。研究チームは、ケプラー宇宙望遠鏡によって収集されていた、Keplar-160の光量の変化を計算する新しい物理モデルを開発し、このアルゴリズムによってKeplar-160を周回する既知の惑星とは別の、新たな惑星KOI-456.04を特定しました。ただし系外惑星としての存在を正式に宣言できるのは確度99%以上が条件とされます。研究者はKOI-456.04の存在を確信しているものの、それが存在することが正式に認められるには、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による直接観測を待たなければならないかもしれません。

ちなみに、ケプラー宇宙望遠鏡のデータからは今年4月にも、地球と似た惑星が発見されています。

source:Astronomy & Astrophysics

 
 

 

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関連キーワード: Space, science, astronomy, kepler 160, koi-456.04, Exoplanet, Planet, kepler, kepler space telescope, news, gear
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