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2020年は初頭からの新型コロナウイルス禍によって荒れに荒れた1年になった。4月には緊急事態宣言も出される状況になり、慣れないステイホーム生活に戸惑いを持った人も多かったのではないだろうか。

筆者はフリーランスのジャーナリストとして週に3〜4回は東京などに出て取材し、自宅で執筆するというワークスタイルだったが、発表会やイベントなどは軒並み中止になり、これまでに経験したことがないほど長いステイホーム生活に戸惑い、毎日昼食夕食を作る生活にも戸惑いと疲れを感じていた。

そんな自炊生活をする中で最も役に立った家電の一つがティファールの電気圧力鍋「ラクラ・クッカー コンパクト」だった。

ティファール 電気圧力鍋 ラクラ・クッカー コンパクト(Amazon)

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ティファールが2020年4月に発売した「ラクラ・クッカー コンパクト」

時短調理が行える電気圧力鍋は数多く出ているが、ラクラ・クッカー コンパクトの魅力は操作のしやすさにある。

ガスレンジなどにかけて使う一般的な圧力鍋を使ったことがある人なら分かると思うが、圧力鍋は火にかけて沸騰し、蒸気が出てくると一定の圧力に達したことが分かる仕組みになっている。そこで弱火にして10分や20分、レシピに応じて加熱して火を止め、蒸気を抜いたら次の工程に移れるようになっている。煮込み時間の短縮にはつながるものの、蒸気が出るまで監視しなければならないのと、蒸気が出てからの調理時間も計らなければならないため、その間にキッチン以外の場所で何かをするのは決して楽ではない。

電気圧力鍋は圧力調理時間を設定してボタンを押すだけで加熱から加圧調理、さらに減圧まで行ってお知らせしてくれるため、10分程度の圧力調理でも30〜40分ほどの時間が自由になる。これはかなり大きな魅力だ。

数ある電気調理鍋や電気圧力鍋の中でもラクラ・クッカー コンパクトを推したいのは、コンパクトで狭い場所にも置きやすいことと、「調理道具として使える」操作感の良さにある。

ラクラ・クッカー コンパクトはカレー、角煮、肉じゃがという自動調理メニューを選べる「レシピ」ボタンと、白米、玄米を選べる「炊飯」ボタンに加えて、圧力調理、蒸す、煮る、炒める、低温調理の5つのマニュアル調理ができる「レシピ」ボタンを用意している。

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ボタンが多いように思えるかもしれないが、一度慣れてしまえば調理道具のように簡単に使いこなせる

圧力調理を行う場合は、食材をセットしてフタを閉めると自動的に電源がオンになるので、レシピボタンを1回押して圧力調理を選択し、上下ボタンで加圧調理時間(初期設定は10分)を選び、電源ボタンを押すだけで調理が開始する。

他社の製品だとメニューボタンを押してから上下ボタンでメニューを選び、さらにサブメニューを選ぶなど操作が煩雑なのが多い中で、ラクラ・クッカー コンパクトはたった3つのボタンを押すだけで操作が完了する。毎日のように使うことになると、このシンプルな操作性はかなりいい。

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▲「角煮」メニューで豚の角煮を「角煮」メニューで作ってみた

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▲キノコと鶏肉のピラフを「圧力調理」メニューで作ってみた

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▲ラクラ・クッカー コンパクトで鶏ガラのだしを取り、チャーシューを作り、ラーメンにしてみた

シャープのヘルシオ ホットクックのような自動かき混ぜ機能はないものの、しっかり煮込んでからカレールウなどを入れてかき混ぜれば問題ない。最大12時間後までの予約調理機能に加えて最大24時間の保温機能も搭載しているので、たまに出かける際にも安心して作り置きができるのもうれしい。

普段はガスレンジやIHクッキングヒーターを使っていて、調理に使う家電は炊飯器と電子レンジくらいという人も多いことだろうが、「いかにも家電っぽい使い勝手が苦手」という人でも比較的使いやすく仕上がっていると思う。58℃〜90℃まで1℃単位、最大22時間までの調理時間を設定できる低温調理機能も備えているので、これから料理を覚えたい人、時短調理がしたい人だけでなく、圧力鍋を使いこなしている人まで、幅広い層にとって使いやすいモデルに仕上がっていると思う。

ティファール 電気圧力鍋 ラクラ・クッカー コンパクト(Amazon)