株式会社FOXは、中国の大手総合家電メーカーTCLのAndroidスマホ「TCL 10 Pro」を5月29日に発売します。
価格は4万4800円(税抜)で、FOXオンラインストア、FOX STORE 楽天市場店、FOX STORE Yahoo!ショッピング店、Amazon、ビックカメラ、ヨドバシ・ドット・コム、goo Simseller 本店、ひかり TV ショッピング、ムラウチドットコムが取り扱います。
TCL 10 Pro は、米国ラスベガスで開催された「CES 2020」にて発表された製品。4眼カメラを備えながら価格が5万円を切るなど、発表当時から注目されていましたが、ついにTCLの正規代理店であるFOXが日本国内で販売する格好となります。
背面に約6400万画素を含む4眼カメラを搭載
TCL 10 Pro の背面は、下記4つのカメラを搭載。画素数やレンズの構成は次の通りです。
約6400万画素の広角レンズ(画角79°、F1.79)
約1600万画素の超広角レンズ(画角123°、F2.4)
約500万画素のマクロレンズ(画角83°、F2.2)
約200万画素の暗所撮影レンズ(画角77°、F1.8)
▲背面に4つのカメラを備える
また、レーザーを使用したオートフォーカス機能や、手ぶれ補正機能を備えるほか、動画撮影時には動く被写体を追尾する仕様となっています。
全面(ディスプレイ上部のノッチ部分)には、2400万画素のインカメラを搭載します。
ディスプレイは約6.47インチ有機EL HDR10もサポート
上部に水滴型ノッチを配置した約6.47インチのフルHD+(1080×2340ドット)有機ELディスプレイを搭載。画面占有率は93%で、画面の左右両端が湾曲しています。
ディスプレイ下部に指紋センサーを内蔵しており、画面に触れるだけでロックの解除が可能です。
目の疲労を軽減するため、目に優しいトーンの色味を再現する「読書モード」や、黒を基調としたテーマ「ダークモード」、ドイツの第三者調査機関、テュフ ラインランドの認証を受けた「ブルーライトカット」機能を備えます。
▲NetflixのHDR10対応作品を視聴できる
また、HDR10対応作品を楽しめることに加え、通常のSDR動画をアップコンバートすることで、 HDR並みのコントラストと色合いにする機能を備えます。
シングルタップや長押しなどの動作を割り当て可能なスマートキー
本体側面に搭載した「スマートキー」では、シングルプレス、ダブルプレス、長押しにそれぞれの動作を割り当てることが可能。任意のアクション(アプリや機能)を呼び出せます。
曲面バーショートカットを備えており、画面の縁をスライドすることで、ショートカット画面を表示できます。ロック画面には、日付や時計のほかに、アプリの通知などを常に表示しておくことが可能です。
▲UIについても工夫がみられる
この他、専用のT-Castアプリを介したTCLセレクトTVによるリモートコントロールとコンテンツキャスティングや、赤外線を使用して家電を操作することもできます。
▲カラーはフォレストミストグリーン(Forest Mist Green)とエンバーグレー(Ember Gray)の2色
主な仕様は、OSがAndroid 10、プロセッサーがSnapdragon 675、メモリは6GB、内蔵ストレージは128GB。バッテリー容量は4500mAhで、QC3.0急速充電(約2時間で満充電)や、OTGリバースチャージに対応します。
サイズは72.4x158.5x9mm(幅x高さx奥行き)で、重量は177g。
本体に挿入できるSIMのサイズはnanoSIM。防水やおサイフケータイ(Felica)などは非対応ですが、NFCに対応します。モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は次の通りです。
4G LTE・・・B1/3/8/18/19/26
3G・・・B1/6/8/9/19
2G・・・2/3/5/8
(訂正:2020/5/21 15:05)初出時に約200万画素のカメラをビデオ撮影用と記載しておりましたが、正しくは暗所撮影に対応する(静止画と動画を撮影できる)カメラです。訂正しお詫び申し上げます。
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Source:FOXオンラインストア