テスラ、欧州のSupercharger充電設備にバグ。他社EVにタダで充電

さすがイーロン・マスク、太っ腹…ではない

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年09月14日, 午後 06:00 in Supercharger
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REUTERS/Michele Tantussi
REUTERS/Michele Tantussi

テスラは、自社のEV向けの充電設備Superchargerを各地に設置していますが、通常これらの充電器はテスラ車専用として利用されます。ところが、欧州のSuperchargerは、今のところそうでもないかもしれません。自動車情報サイトElectrekは、欧州のSupercharger設備がソフトウェアの問題でフォルクスワーゲンID.3やBMW i3など、他社製EVを接続してもテスラ車同様に充電できる(少なくとも現在は)ことがわかったと伝えました。

テスラはEV充電時の利便性を考え、欧州で販売するテスラ車の充電コネクターには欧州で普及しているCCS規格のものを装備しています。そして、充電設備のSuperchargerのほうもCCSを採用していますが、こちらはテスラ車以外のEVが接続されても、テスラ車特有のソフトウェアによる「ハンドシェイク」処理が行われず、充電が開始されない仕組みになっています。このハンドシェイク処理はテスラオーナーのアカウントに充電使用量のデータをひも付け、費用計算にも用いられます。

ところが、欧州のテスラでないEVのオーナーがテスラが新しく設置したSupercharger V3充電設備で充電コネクターを接続したところ、全く普通に充電できることを発見、いくつかの報告事例が明らかになっています

Supercharger V3に(テスラが意図せずして)対応しているのが確認された電気自動車は以下の通り。

・フォルクスワーゲン e-Golf
フォルクスワーゲン ID.3
BMW i3
・オペル アンペラ-e (Chevy Bolt EV)
・ヒュンダイ コナ・エレクトリック
・ヒュンダイ アイオニック・エレクトリック
ルノー ゾエ
ポルシェ タイカン

これらのEVで問題なくSupercharger V3で充電できてしまうのはハンドシェイク処理のバグによる可能性が高いと考えられます。またこれらEVはテスラのアカウントへのひも付けがないため、充電処理が行われても料金の請求がされません。

とはいえ、こうして想定外の動作が公に伝えられるほどに知れ渡ったことで、テスラは速やかにSupercharger V3設備のデバッグを行うことは間違いありません。テスラは一部の顧客に特典としてSuperchargerの無料利用期間を提供していますが、他社のEVが無料で充電していくような状況を快く思っているとはとても考えられません。

テスラは以前、Supercharger設備の利用に関して他社のEVにも開放するつもりだとしていましたが、費用負担などの条件もあり、これまでのところテスラとの合意に至った例はない模様です。

source:Electrek


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