Tesla
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テスラのイーロン・マスクCEOが、アップデートされたModel Sの中でもスーパーカー並みの性能を誇る最上位版となるModel S Plaid+の発売をキャンセルしたとツイートしました。その理由は"+"の付かないModel S Plaidが「とても良い」から。

マスク氏の説明はただそれだけであり、これまでその高性能さを宣伝してきた市販車の発売を取りやめる理由としては少々不自然です。テスラのウェブサイトにはまだModel S Plaid+の購入項目はあり(グレーアウトしていて予約はできません)、記事執筆時点ではマスク氏の発言が冗談だった…という可能性も考えられます。

マスク氏は以前、SNSを通じた不正確な発言で市場を混乱させたことが詐欺に該当する疑いがあったために訴訟を起こされ、それ以降は米証券取引委員会(SEC)に目をつけられています。そしてSNSを通じた発信は本人以外の承認を得たうえで行うことが和解条件とされており、それもすでに2ストライク状態だとされています。

ただ、本当にPlaid+がキャンセルされたとしても、それほど予想外なことでないのかもしれません。Plaid+はPlaidよりもさらに高性能で、より速く走れることを宣伝されてきましたが、実際のところPlaidとの差がそれほど大きいのかは明確ではありませんでした。となれば、Plaid+は航続距離の長さだけがわかりやすい差別化ポイントになり、それならばPlaidの将来のアップデートの材料としてとっておくという選択肢も考えられなくはありません。

それに、テスラのラインナップには最も高パフォーマンスかつスタイリッシュなRoadsterの新モデルが控えています。テスラとしてはわざわざModel Sでそのテリトリーにまで進出して顧客を混乱させる必要性もありません。

むしろ、Plaid+はRoadster向けの技術熟成のためのモデルと考え、Roadsterを最速マシンとして売り出すために使ほうがより良い選択かもしれません。

Source:Elon Musk(Twitter)